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   インドのIT産業中核都市ベンガルール大規模分譲住宅開発事業 「Birla Evara」に参画

~インド有数の企業グループAditya Birla Groupとの共同事業~

三菱地所株式会社(以下、三菱地所)はこのほど、インド有数の企業グループAditya Birla Group傘下の不動産会社Birla Estates Private Limited(以下、BEPL)が進めるベンガルールでの大規模分譲住宅事業「Birla Evara(ビルラ イヴァーラ)」に参画いたしました。

IT産業を中心に目覚ましい発展を遂げているベンガルールの市街地南東部の敷地面積約104,000㎡に、合計13棟、戸数1,500超の分譲住宅を供給する本事業は、2031年に竣工を予定しています。

なお、ベンガルールでの分譲住宅開発は日系企業として初の試みであり、三菱地所として、チェンナイのオフィス開発、デリー近郊の物流施設投資に次ぐ、インド3案件目、また、インドで初の分譲住宅事業への参画となります。

【本事業の特徴】

・人口流入に伴う経済成長の著しいベンガルールでの開発
・クラブハウス、ジム、プール、キッズルームなど、コミュニティの活性化を促す最新施設を備えた高グレードの大規模住宅分譲事業
・インド有数の企業グループAditya Birla Group傘下の不動産会社Birla Estatesとの共同事業

 本事業が所在するインド共和国カルナータカ州ベンガルール市は、近年インドにおけるIT産業の集積地として発展し、「Garden City」と呼ばれるその快適な生活環境とも相まって、インドの各都市から多くの優秀な人材を引き付ける有数の成長センターとなっています。本事業敷地は、ベンガルールのIT産業集積地から近く、IT産業オフィス(Global Capability Centre)に勤務するプロフェッショナル層を中心とした旺盛な需要に応えるべく、スポーツ施設やクラブハウスなど豊富なアメニティ施設を備え、コミュニティ形成型のまちづくりとして価値創出を目指す大規模分譲住宅プロジェクトです。

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 本事業は、三菱地所にとってインドでの初の分譲住宅事業への参画となりますが、日本をはじめとする、欧米、アジア・オセアニア各国での住宅事業の豊富な経験を活かしながら、パートナーとともに、現地ニーズに即した商品の提供を行ってまいります。

■「Birla Evara」の特徴

本案件周辺はコンドミニアム開発が進む住宅地として認知されており、最寄りの幹線道路であるSarjapur Road(本案件から約3.5km、車で約10分)には商業施設やインターナショナルスクールが複数所在し、ファミリー向け・中~高価格帯住宅の分譲住宅が集積しています。西方には薬科大学、東方には低層ヴィラが位置し、開放感ある眺望が享受できるロケーションです。また、周辺のオフィス集積地であるOuter Ring Road近辺やElectronic Cityにはグローバル企業・インド大手企業がテナントとして入居しており、テナント就労者による住宅ニーズも高いエリアです。

【デザイン計画】

・多種多様なライフスタイルに合わせ、複数の間取り1~4BHK※1(約55~235㎡)から選択可能
・全13の居住棟を前面道路から離した配置とし、セキュリティとプライバシーを強化
・メインストリートを設け、各共用施設へのアクセス性を向上
・既存樹木を活かした豊かな緑地と、ゾーン毎にテーマ性を持つ共用施設を整備
※1 BHK:Bedroom(寝室)・Hall(リビングルーム)・Kitchen(キッチン)の略称

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■物件概要

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■共同事業者・BEPLについて

BEPL(本社:ムンバイ)は、165年以上の歴史を持ち、時価総額1,130億米ドル2に達するインド有数のコングロマリットAditya Birla Group(以下、ABG)傘下のAditya Birla Real Estate Limited(旧Century Textiles and Industries Ltd、以下、ABREL)の完全子会社。インド国内の主要都市をカバーする体制を構築し、オフィスや住宅で複数の大型案件を推進しています。

ABRELにおいても125年以上にわたる長い歴史を持ち、ABGの祖業である繊維をはじめとする主力事業を前身とし、2016年からはBEPLを通じて不動産業界に進出しています。BEPLは、主にプレミアムから中高所得層向けの住宅の開発において高い実績を持ち、不動産を新たな事業の柱とするABGの戦略のもと、分譲住宅以外の用途での事業拡大も視野に入れ、インド各地においてより一層のプレゼンス向上を目指しています。 2 2024年6月末

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■三菱地所グループのインドにおける事業実績

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【関連リリース】

■三菱地所グループの海外事業戦略

 当社グループの海外事業は、1972年に米国現地法人を設立して以来、英国をはじめ、近年では経済成長著しいアジア・オセアニア地域にも進出し、現在では世界16の国と地域で事業を展開しています。

 米国、欧州、オーストラリアなどの先進国に対しては積極投資、アジアを中心とした新興国では、エリアやアセットタイプを厳選した分散投資を進めています。さらに、ファンドマネジャーとしての投資マネジメントの強みを活かし、三菱地所グループの資金に第三者投資家の資金を組み合わせる「ハイブリッド・モデル投資」を通じて海外事業を拡大・進化しています。

 今後も、持続可能な成長を目指し、各地域の特性に応じた戦略を柔軟に検討し、グローバルな事業拡大に取り組んでまいります。

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