その他新事業
   都心宿泊型産後ケアサービス開始

~睡眠不足や育児不安に悩む母親・家族をサポート~

三菱地所株式会社はこのほど、都心宿泊型産後ケアサービスの試験運用を開始いたします。睡眠不足や育児不安に悩む母親・家族をサポートし、安心して休める空間やサービス、信頼できる情報を提供いたします。総合不動産業を本業とする大手デベロッパーが、自ら事業を展開するのは初めてとなります。※当社調べ

現在、東京メトロ半蔵門線「水天宮前」駅直結の「ロイヤルパークホテル」にて、医療法人と連携してサービス提供を始めており、今後、各種検証を重ねた後、事業の本格展開を目指します。将来的には都心部を中心にホテル以外のアセットや単独施設の開発も検討してまいります。

現在、産後の母親の約10~15%(コロナ禍では約30%との調査結果もあり)が育児への不安や重圧により精神的に不安定になる「産後うつ」を発症するといわれていますが、その背景として、周囲のサポート不足などの環境要因も大きく関わっていることが指摘されています。

実際、当社が1都3県在住の出産経験者(n=502)を対象に、産後の不安・悩みに関するアンケートを実施したところ、「睡眠不足」「一人でリラックスする時間がない」「命を守る緊張感が続く」「(母親自身が)栄養のある食事がとれない」などの問題を抱えている実態が明らかになりました。

【出産後に感じた不安に関するアンケート結果(n=502)】

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三菱地所はこれまで、オフィスや住宅、ホテルなどの開発・運営を通じ、数多くの快適な空間と憩いの時間を提供してまいりましたが、産後ケアサービスの提供を通じて、産後も安心して生活ができる環境の構築を支援します。

具体的には、母親が十分な睡眠と休養をとれるよう、産院退院直後から生後4カ月まで(寝返りが始まる前)の乳児とその母親を対象に、ホテル等において、助産師などの専門スタッフが常駐して別室でいつでも乳児を預かる宿泊型産後ケアサービスを提供します。授乳や育児の相談にも応じるほか、パートナーへの育児指導も積極的に実施します。

※対象となる乳児の月齢などのサービス内容は今後変更する可能性があります。

試験運用中の利用者からは、「ゆっくり休むことができ、リフレッシュできた」、「スタッフの親身な関わり方やスムーズなコミュニケーションにより、ストレスなく安心して過ごすことができた」といった声をいただいております。

なお、本サービスは、三菱地所が2009年より実施している「新事業提案制度」により生まれたものです。同制度は、広く三菱地所グループ社員から事業提案やアイデアを募集するもので、第一子誕生後の生活を経験した男性社員2名、女性社員1名がプロジェクトチームを組成し、「持続可能な産後の生活をデザインする」をコンセプトに提案いたしました。サービス利用中にゆっくりお休みいただくことに留まらず、帰宅後の日々も支える知識・技術、活用できるサービスなどに関するアドバイスを通じて、利用者が少しでも前向きに育児に取り組めるようになることを目指しています。

三菱地所は、今後も社会課題の解決を通じて社会に貢献するとともに、不動産業の枠にとらわれずにニーズを発掘し、多種多様な新事業を創出してまいります。

■サービス概要※サービス内容は今後変更する可能性があります
事業内容:産後の母親の心身回復および育児相談などの産後ケアサービス
期間:2023年6月~9月予定(利用者1組あたりの利用期間の目安:3~7日間)
サービスメニュー:24時間対応の乳児預かり、授乳支援・育児相談ほか
利用料金:6~7万円台(予定)/1日当たり
URLhttps://www.mec-mamacare.com/  ※ご利用のお申込みはこちらからお願いいたします。

ロイヤルパークホテル施設概要
所在地:東京都中央区日本橋蛎殻町2-1-1
東京メトロ半蔵門線「水天宮前駅」に直結(4番出口)、東京メトロ日比谷線「人形町駅」より徒歩約5分(A2出口)、都営浅草線「人形町駅」より徒歩約8分(A3出口)、成田国際空港・羽田空港とのリムジンバスの発着所である東京シティエアターミナル(T-CAT)に隣接
規模:地上20階地下3階
客室数:419室
付帯施設:宴会場11カ所、レストラン5カ所、バーラウンジ2カ所、婚礼施設、ご宿泊者専用ジム、日本庭園、茶室、ショッピングアーケード、駐車場176台


★ホテル外観201506.jpg

以 上

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