海外物流
   ~英国で物流施設開発事業に参入~ グレーターロンドンの都心型物流施設「Bromley」開発へ

英国・欧州でポートフォリオを多角化

三菱地所株式会社(以下、三菱地所)は、英国現地法人三菱地所ロンドン社を通じ、英国における物流施設開発事業「Bromley (ブロムリー)」(地上1階建て3棟、延床面積約8,110㎡)へ参入いたしました。本計画は、グレーターロンドンにおける都心型物流施設開発事業で、事業用地を24年12月に取得しました。なお、当社グループが英国で行う初の物流施設開発事業となります。

【本開発計画の特徴】
(1)配送・物流需要が旺盛な英国・ロンドンにおける、三菱地所グループ初の物流施設開発
(2)都心型物流施設のプライム立地であるグレーターロンドンに立地
(3)グリーンビルディング認証取得を目指す、環境配慮型のプライムグレード都心型物流施設

英国は、欧州諸国の中でも都市人口比率が高く、今後も更なる都市化が進む見込みです。また、他の欧州各国と比してEC普及率が高く、より一層タイムリーな配送を求める消費者心理も高まっており、都市部を中心とした物流・配送の需要は増加しています。一方で、英国全体として高品質の物流施設供給は限定的です。特に、新規の物流施設開発余地が限定的なグレーターロンドンにおいてはその傾向が顕著です。

本件は、ロンドン中心部から至近に位置し、都心型物流施設の新たな拠点として注目されている立地での開発です。高品質な都心型物流施設を開発・供給することで、需給の不均衡の改善に寄与します。

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三菱地所グループは、長期経営計画において海外事業の拡大・進化を成長戦略の一つに掲げています。英国では1986年の現地法人設立以降、ロンドンにおいて計7件のオフィスビル開発・改修事業1を推進するなど、累計15棟の賃貸用オフィスビルを保有・運営、実績を積み上げてまいりました。また、2019年より英国の賃貸住宅開発事業、2020年より欧州大陸でのオフィスビル開発事業にも参画し、アセットクラスの拡大・多様化にも取り組んでいます。今後、需要の底堅い英国の物流施設開発事業についても市況を見極めながら年1件程度の投資を継続的に行い、海外事業の収益基盤の拡充と持続的な成長を実現してまいります。
※1 JV物件を含む

Bromley開発計画について

本件は、英国物流の主要エリアの一つであるグレーターロンドンの南部、ロンドン中心部から南東約15kmのBromley地域における開発で、主要国道(A205線:通称サウス・サーキュラー)至近に位置し、ロンドン中心部や周辺の居住人口集積地への最終配送拠点として効率的な物流・配送が可能な立地です。また、複数の鉄道路線がロンドン中心部(ヴィクトリア駅・ロンドンブリッジ駅等)を結んでおり、通勤利便性も確保されています。

施設は3棟・11ユニット構成で、各ユニット延床面積約275㎡~1,513㎡、合計約8,110㎡のプライムグレードの物流施設を供給予定です。また、環境にも配慮した計画としており、太陽光パネルの設置、リサイクル材の活用、電気自動車用充電ポートの設置等を行い国際的なグリーンビルディング認証「BREEAM Outstanding」の取得を目指しています。

本物件の周辺エリアは今後の新規供給が極めて限定的で、荷主企業や物流事業者の最終配送拠点需要に加え、周辺エリアの周辺住民・企業を主な対象とした倉庫・販売所・ショールーム用途等、中小規模の幅広い需要が見込まれます。

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■三菱地所グループの海外における物流施設事業

当社グループは米国を中心に現在は全8の国と地域で全50施設以上の物流事業を展開しています。今後も世界の物流網の構築に寄与してまいります。

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■三菱地所グループの欧州における事業実績

◎英国ロンドンのオフィス開発事業

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◎英国の賃貸住宅事業

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◎英国以外の欧州諸国における事業

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関連リリース

以 上

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