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   「Regenerative Community Tokyo」始動~日本初、サステナブル領域のインターナショナルなナレッジ・インスティテュート~

 三菱地所株式会社は、長期経営計画2030において、サステナブルな社会の実現に向け、事業活動を通じて時代が抱える社会課題の解決に取り組んでいくことを目標に掲げていますが、大丸有エリアのまちづくりにおいてサステナブルビジネスを推進し、「リジェネラティブ」な社会の実現を目的に、それら領域のビジネスに取り組む法人向け会員制コミュニティ「Regenerative Community Tokyo」(以下「RCT」)を2024年1月1日より始動、活動拠点を新東京ビル「有楽町『SAAI』 Wonder Working Community」内に開設いたしました。

 RCTでは、サステナブル領域の日本版ナレッジ・インスティテュート※1として、国内外で都市課題に挑戦し、活躍するヴィジョナリーなイノベーティブプレイヤーの集積を進め、サステナブルマインドなまちづくりの実現に貢献してまいります。

【本プロジェクトの特徴】

  • サステナブルなビジネスの推進企業同士が知識共有することで、多様なコラボレーションを実現
  • 海外コミュニティと連携協定締結。国境を越えてナレッジを共有し、国際的なソリューションを創出
  • 日本初のコミュニティ「ナレッジ・インスティテュート」として都市ならではの環境問題の解決に貢献

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1「ナレッジ・インスティテュート」とは:
ナレッジを持つ人々の集合体。官公庁や民間企業、スタートアップ、教育機関、研究機関などの人や組織が、協働してプロジェクトを立ち上げ、それぞれの知識を共有することで一組織では成し得ることが難しい革新的な成果を目指します。その結果、技術やソリューションの進化が促進されうる独自のネットワークの形成がなされます。

■RCTの特徴

RCTは、日本初(当社調べ)のサステナブル領域でのナレッジ・インスティテュートとして活動します。主な特徴は以下の通り。

①サステナブルソリューション創出
サステナブルビジネスを推進する企業が集結し相互にナレッジを共有することで、多様なコラボレーションを実現します。その結果、一組織では成し得ることが難しいソリューション創出を促進し、リジェネラティブな社会の実現に貢献します。

②海外とのつながり
海外のコミュニティやナレッジ・インスティテュートと連携し、お互いのナレッジを共有します。セミナーやイベント、共同プロジェクトの立ち上げ等、日本にはないナレッジにアクセスが可能となります。また、日本のナレッジを国際的なソリューション創出につなげ、リジェネラティブな社会の実現に貢献します。なお、海外への情報発信もダイレクトに行えます。
(連携先の詳細はP.4参照)

③東京発コミュニティ、ナレッジ・インスティテュート
ビジネスインフラが充実し、大企業が集積する丸の内エリアに会員向け専用ワークスペースを設けます。近隣の大企業とのナレッジ共有の可能性を適時探りながら、多くの人が生活する都市ならではの課題に対して、サステナブルな解決策を生み出していきます。

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▲RCT 内装(サステナブルビジネスを推進するRCTコンセプトに基づき、アップサイクル製品や再利用部材等を内装素材に活用した空間)

■所属会員(24年3月末日時点の一部会員の紹介となります)

企業名・代表 事業分野 主な事業内容

Curelabo株式会社

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アップサイクル
ファッション

さとうきびの搾りかす「バガス」を原材料に各種素材を開発。そのアップサイクル技術をもとに、他の植物残渣のアップサイクル、新たな素材の研究開発等知見を活かした事業を行う。

https://curelabo.co.jp/

株式会社グリーンエルム
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自然科学

苗木生産事業と生態学者宮脇昭教授の森づくり「ミヤワキメソッド」を組み合わせた独自の森づくりコンサルを行う。国内外含めて数千か所の森林の実地調査や、ヨルダン、インド、中国などで森づくりの指導等を行う。

https://greenelm.co.jp/

合同会社
Co•En Corporation

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食品

マダガスカル産バニラなどアグロフォレストリー(森林農法:農園内で樹木を含む多品種を栽培)に由来する製品の輸入・販売を手がける。製品を通して、環境再生型農業の普及や生産者と消費者をつなぐことを目指す。

https://coencorporation.com/

サステナジーン株式会社

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化学
ファッション

100%植物由来の新素材「Pelliqua」の開発を行う。Pelliquaは環境負荷の低いファッション用新素材であり、ファッション産業のカーボンニュートラル化を狙う。

https://www.pelliqua.com/

株式会社スペック
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食品
化学

徳島県上勝町の「ゼロ・ウェイスト」の理念に基づき、ブリュワリーを立ち上げる。さらに、ビール醸造時 の「麦芽かす」を液肥に生成し、その活用で原材料の麦を作るという完全循環型クラフトビールを手掛ける。

https://www.spec-lab.net/

tenrai株式会社

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ヘルスケア

「プラネタリーヘルスで人類の進化を」をコンセプトに、人口最小県鳥取県の人口最小の町、江府町にて「暮らすだけで人と地球が健康になる街づくり」の社会実装並びにプラネタリーヘルステック事業を展開。

https://tenrai.co/

株式会社N-ARK

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社会インフラ

気候変動問題に対し、ディープテックとビジネス、デザインを結びつけ、未来を拓くことを目指す。迫り来る気候難民問題に対処するべく新たな海洋経済圏をつくる海上都市DOGEN CITYの構想が欧州で話題に。

https://www.n-ark.jp/

株式会社beero

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アップサイクル

「環境負荷を閉じ込め、100年愛せるものに生まれ変わらせる」をコンセプトに、衣類の廃材を和紙漉きの技術を用いて日本特有のテクスチャーとなる新素材を開発。RCT内の一部家具も手がけている。

https://www.beero.co.jp/

マージナルス合同会社

コンサル

宇宙

サステナビリティ領域のマーケティング・コンサルティングを事業領域とし、ブランディング設計や、サステナビリティ& アート& 宇宙をテーマにした事業も手掛ける。

株式会社MGNET

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プロダクト

「ものづくりにとってより良い環境をつくる」を理念に循環型の社会を実現することを目指す。「ものづくり」だけでなく、新潟県を中心に「ことづくり」「まちづくり」を通じた課題解決に取り組んでいる。

https://mgnet-office.com/

■海外連携先について

国際的なサステナブルビジネスの推進を目指し、以下の2コミュニティとの連携協定を締結。

①Amsterdam Institute for Advanced Metropolitan Solutions (AMS Institute):
オランダ・アムステルダム市所在。ワーヘニンゲン大学、デルフト工科大学、マサチューセッツ工科大学が共同提案し設立された、産官学連携の国際的にも有数の実験的研究所。持続可能な都市への移行はもはや不可欠という信念に基づき、アムステルダム市と緊密に連携しながら、世界中の都市の課題に対する革新的なソリューションを推進している。官民との大規模なネットワークと200を超えるプロジェクトを有し、社会と経済を共に良くし、サステナブルな都市環境を実現するために、最先端の研究、教育プログラムの提供(学位取得含む)、スタートアップの育成を行う。モビリティ、エネルギー、デジタル化、気候レジリエンス、循環性、食糧問題等の重要なトピックを対象に、世界クラスの専門家が結集し、アムステルダム市をユニークな実験場として活用し、利害関係者や問題所有者と緊密に連携しながら複雑な社会課題の解決を行う。

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②BLOXHUB:
デンマーク・コペンハーゲン市所在。慈善財団Realdania、産業・ビジネス・金融省、コペンハーゲン市によって共同設立された、持続可能な都市づくりを牽引する北欧の中心的存在。企業、団体、研究機関、公的機関が集うハブであり、ソリューション創出の場である。また、適切な市場やパートナーへの繋ぎに長けており、国内及びグローバルなパートナーシップ・プログラムや活動を通じて、メンバーが幅広い関連パートナーとつながり、互いのナレッジを共有し、新たな機会や市場を創造できる支援をしている。BLOXHUBのオフィス拠点は、コペンハーゲンのシティライフ、建築、サステナビリティの中心地に位置するBLOXビル内のコワーキングスペースに位置し、このオフィスを中心に様々な活動やプログラムが展開され、メンバー同士が日々交流を図っている。

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■コミュニティ名称「Regenerative Community Tokyo」及びロゴマークについて

 コミュニティ名称には、「サステナビリティ(持続可能性)」からさらに進んだ概念である「リジェネラティブ(再生)」な社会の実現を目指すコミュニティを形成していく想いを込めています。
ロゴについては、四分円から正円まで、まるで月が満ちていくように徐々に丸い円となっていく様子を表現し、志を同じくする会員が少しずつ集まり、環境や社会へのインパクトを大きくしていくような、世界に広がるアイデアや事業が生まれていくことを企図しています。

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■施設概要

所在地 東京都千代田区丸の内3丁目3-1 新東京ビル4階
開業 2024年1月1日
面積 約76㎡(約23坪)
設計・施工

設計:株式会社オープン・エー

施工:株式会社船場

【ご参考】

「有楽町『SAAI』Wonder Working Community」について:
有楽町エリア再構築に向けた先導プロジェクト「Micro STARs D e v. 」の活動拠点として2020年2月14日に開業した個人単位のアイディアを形にするワーキングコミュニティ。新有楽町ビルの閉館に伴い、2023年11月20日に新東京ビルに移転。
・SAAI ホームページ:https://yurakucho-saai.com
・リリース:https://www.mec.co.jp/news/detail/2023/11/16_mec231116_saai2open

丸の内NEXTステージについて:
大手町・丸の内・有楽町エリアにおける2020 年以降のまちづくりの位置付け。イノベーション創発とデジタル基盤強化を通じ、個人のクオリティオブライフ向上と社会的課題の発見・解決を生み出すまちづくりを推進。有楽町エリア及び常盤橋エリアを重点的に整備し、2030年までに約 6,000~7,000 億円を建替及びソフト整備に投資する予定。
・テーマ :丸の内 Re デザイン
・目指す姿:"人・企業が集まり交わることで新たな「価値」を生み出す舞台"(「価値」:個人の QOL 向上と社会的課題の発見・解決)
・施 策 :・イノベーションが生まれ続けるエコシステムの形成に、まち全体で取り組む。
・ハード面の基盤整備に加え、デジタル基盤を強化する。
・リリース:https://www.mec.co.jp/news/archives/mec200124_marunouchinext.pdf

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