その他オフィスビル
仙台市泉区役所建替事業 新庁舎新築工事着工
~三菱地所として初の地方公共団体による施設買取方式での庁舎開発~
三菱地所株式会社(以下、「三菱地所」)は、仙台市泉区泉中央において推進する「仙台市泉区役所建替事業」(以下、「本事業」)のうち、泉区役所新庁舎(以下、「新庁舎」)の新築工事着工に向けて、本日12月19日に起工式を執り行いましたので、お知らせいたします。なお、着工は2025年1月6日、竣工は2026年10月末を予定しています。
本事業は、竣工から40年以上を経過する泉区役所について、敷地の有効活用による財政負担の軽減や泉中央地区の活性化等を図るため、民間活力を導入した建替え等を実施すべく、仙台市が事業者の公募を行い、2022年2月に三菱地所を代表企業とする仙台市泉中央駅前まちづくり推進コンソーシアム(以下、「事業コンソーシアム」)※が事業者として選定されたものです。
新庁舎は、民間事業者によって設計・建設した建物を、竣工後に仙台市が買取る「施設買取方式」が採用されていますが、この度、新庁舎の売買に係る仙台市との合意に至り、2025年1月より新庁舎新築工事に着手します。新庁舎竣工後は、既存庁舎の解体工事や区民広場・駐車場等の整備を行い、2029年度に街区全体の竣工を迎える予定です。
また、庁舎建替えにあわせて、民間事業者が区役所敷地の一部を仙台市より取得の上、2棟の民間施設を開発する計画で、三菱地所は、そのうち1棟の開発を担う予定です。
※事業コンソーシアム:
【代表企業】三菱地所
【構成企業】東北労働金庫、株式会社山一地所、株式会社三菱地所設計東北支店、清水建設株式会社東北支店、阿部建設株式会社、三菱地所パークス株式会社、三菱地所プロパティマネジメント株式会社
三菱地所は、本年まちびらき50周年をむかえた泉パークタウンを始め、仙台市泉区において長年にわたり地域に根差した開発を進めています。仙台市の広域拠点である泉中央エリアにおける本事業を通じて、地域課題の解決や更なる賑わいと交流の創出を目指し、地域の持続可能なまちづくりに引き続き取り組んでまいります。
■新庁舎の特徴
「区民が気軽に集まり交流できる、まちづくりの協働の場としての庁舎」を設計コンセプトとし、交通環境改善を含めた来庁者の利便性向上を実現するとともに、環境への配慮や防災機能を備えた新庁舎を整備します。新庁舎竣工後に整備予定の隣接する区民広場と一体利用可能な構成とすることで、区民の日常的な憩いや集いの場を創出し、まちの賑わい形成を図ります。
外観デザインは、周辺建物と調和する落ち着きある色彩を採用しながら、地域の新たなランドマークとなるよう、設備環境負荷低減のために整備する東西面の日射遮蔽ルーバーをアイコンとして活用します。
◎来庁者利便性向上
・既存地下道と接続し、エレベーターで直接庁舎にアクセスできるようバリアフリー対策を実施
・利用者の多い戸籍住民課は1階、その他の窓口・執務室は2階から4階に配置
・5階には、区民の利用も含め、様々な利用を想定した会議室を配置
・1階西側には、企業・学校送迎バス等の乗降にも利用できる「ひろびろ車寄せ」整備
・1階東側(広場側)には多目的に活用できる「区民ホール」を設置し、区民広場と一体的な賑わいを創出できる空間を整備
◎環境配慮・防災機能
・高効率空調機や超高効率変圧器、太陽光発電を採用し、一次エネルギー消費量の削減に寄与
・CASBEE Sランク取得及びZEB Readyの実現
・災害時における独立電源及び水源の2重化による機能の継続性の確保
■周辺地図
■施設概要
所在地 :宮城県仙台市泉区泉中央2丁目1-1
交通 :仙台市地下鉄「泉中央」駅直結
敷地面積 :19,706.69㎡(民間施設用地を除く)
延床面積 :15,547.48㎡
階数/高さ :地下2階、地上6階(免震層、屋上を含む)/高さ29.2m
構造 :地上S造、地下RC造
事業者 :三菱地所株式会社
設計・監理 :株式会社三菱地所設計
施工 :清水・阿部建設工事共同企業体
着工 :2025年1月6日
竣工 :2026年10月末(予定)
街区全体竣工:2029年度中(予定)
【参考】東北エリアにおける三菱地所グループの取り組み
三菱地所グループは、仙台市において、市内北部の泉パークタウン及び都心部を中心に、約50年にわたりお住まいの皆様や仙台市とともにまちづくりを進めています。
泉パークタウンは、三菱地所が1974年のまちびらきから現在まで50年に渡り分譲を継続している約1万世帯が居住する総開発面積約1,074haの大規模開発です。「人と自然の調和した快適な住環境」をテーマとして「住む」「働く」「憩う」「学ぶ・集う・楽しむ」といった多彩な生活機能を備えるべく、ホテル・商業施設・事業所・スポーツ施設等を配した複合型のまちづくりを進めており、最後の街区となる第6住区のうち、東工区が「朝日」(一戸建用宅地:721区画)として2022年に造成が竣工しました。
2019年5月には、泉パークタウンを対象地として国土交通省スマートシティモデル事業の「重点事業化促進プロジェクト」に選定され、「朝日」を中心に、既存街区も含めた郊外型住宅団地の社会課題解決に向け、先進的技術の導入やタウンマネジメントの仕組み構築に向けた各種検討・実証実験を進めています。また2023年には、まちの共有施設「朝日センターハウス」と、住民専用アプリを用いた「くらしのポータルサイト(まちさぽ∞朝日アプリ)」のサービスインが完了し、新しくお住まいになった朝日の住民の方々に各種サービスをご利用いただいております。
一方、都心部においても定禅寺パークビル・仙台パークビル・花京院スクエア等のオフィスビル、kurax等の商業施設の開発・運営管理のほか、仙台市のみならず東北地方の様々なエリアでも設計監理業務を請け負うなど、多岐にわたる事業を進めてまいりました。
また、2023年3月に再開発準備組合が設立され、事業協力者として携わる「仙台市青葉区一番町三丁目七番地区再開発計画」や、仙台市宮城野区扇町で計画している物流施設開発事業、仙台市太白区郡山で計画している高速 IC 直結の「次世代基幹物流施設」開発事業等、新たなプロジェクトも始動しており、私たち三菱地所グループは、今後とも多様な用途の開発に積極的に取り組み、住み・働き・集い・憩う方々に満足して頂ける地球環境にも配慮した魅力あふれるまちづくりを通じて、真に価値ある社会の実現に貢献します。
- 「泉パークタウン」ホームページ タウンプロフィール
https://www.izumi-parktown.com/concept.html
- 「泉パークタウン」まちびらき50周年プレスリリース
https://www.mec.co.jp/news/mec240327_izumiPT/mec240327_izumiPT.pdf
- 「泉パークタウン 朝日」ホームページ
https://ipt-asahi.com/
以上
画像ダウンロード
一括ダウンロード








関連ニュース
その他のニュース
MORE NEWS
廃棄物再利用率100%に向けた取り組み「サーキュラーシティ丸の内」第5弾 食品廃棄物やコルクをオーナメントにアップサイクル

教育領域×不動産領域の新しい価値創造に向けた実証実験を実施

〈行幸通りおよび丸の内仲通りの今後のあり方や活用方法を検証する社会実験〉「Marunouchi Street Park 2024 Winter」実施

ウォーカブルな川沿い空間のあり方を検証する社会実験「BATON PARK」を実施
オフィスビルのニュース
MORE NEWS
(仮称)丸の内3-1プロジェクト(国際ビル・帝劇ビル建替計画)始動

廃棄物再利用率100%に向けた取り組み「サーキュラーシティ丸の内」第5弾 食品廃棄物やコルクをオーナメントにアップサイクル

「ウッドデザイン賞2024」 三菱地所グループ全体で3件受賞

「(仮称)日本橋茅場町一丁目6地区開発計画」 都市計画提案について