2023/06/13
DX
　　「DX注目企業2023」に選出
～UX（顧客体験）を飛躍的に向上させる次世代型スマートシティを推進～

スマートシティテック・AI・ロボット

三菱地所株式会社はこのほど、経済産業省と東京証券取引所が選定する「DX注目企業2023」に選ばれました。

経済産業省と東京証券取引所はこれまで、中長期的な企業価値の向上や競争力強化に結びつく戦略的IT投資の促進に向けた取組みの一環として、デジタル技術を前提としたビジネスモデル・経営変革や、成長・競争力強化に取り組む企業について、2019年まで「攻めのIT経営銘柄」として、また、2020年からは「DX銘柄」「DX注目企業」として選定してきました。当社がこれらに選出されるのは、今回で2021年以来4度目となります。

【評価対象となった主な取り組み】

（1）顔認証プラットフォームの開発

（2）ロボット・フレンドリーなまちづくりの推進

（3）IoT搭載スマートホーム

（4）5Gインフラ整備

「DX注目企業」は、「DX銘柄」に選定されていない企業の中から、総合的評価が高かった企業、注目されるべき取組みを実施している企業が選出されるものです。特に、顔認証やロボット・フレンドリーなスマートシティの深化について、「不動産業ならではのDXの取組みで、生活環境や習慣を変えうる潜在的な影響力も大きい」との評価を受けました。

■主な取り組み事例（一部）

【顔認証プラットフォーム「Machi Pass FACE」】

当社は、まちで提供されるオン・オフラインの体験・サービスを１つのIDで利用可能にする共通認証 ID「Machi Pass」を2020年に開発、利用を開始しておりますが、「Machi Pass FACE」は、利用希望者が顔画像をMachi Passに紐づけることで顔認証サービスの利用を可能としました。具体的には施設の入退室キーなどに活用されています。今後、様々なサービスを１IDで利用できる"まち"を実現するため、大丸有エリアに留まらず、他エリアへの展開を目指していきます。

【ロボット・フレンドリーなまちづくりの推進】

労働人口の減少・新型コロナウイルス・働き方改革・ダイバーシティ等のさまざまな社会課題・顧客ニーズを解決・充足すべく、施設とロボットが連動したより付加価値の高い次世代型施設運営を進めています。直近では、ロボットとエレベーターやセキュリティなどの各種ビル設備を連動させ、オフィス執務室内への飲食デリバリーサービスや、警備ロボットによる空調や冷温水ポンプの設備点検などを進めました。

■三菱地所のDXの取組みについて

三菱地所は2021年6月にDXにより生活者が暮らしやすさを実感できる新しいまちづくりを目指す「三菱地所デジタルビジョン」を策定し、様々なオフラインとオンラインでの接点をシームレスに繋げた顧客体験の実現を目指しています。DX推進部はその中心となり、共通認証基盤「Machi Pass」やまちのプラットフォームアプリ「丸の内ポイントアプリ」等を開発したほか、オープンなエコシステムを実現するネットワーク「MELON」（Mitsubishi Estate Local Open Network）を構築し、多様なプレイヤーとの協創を通じて、生活者のQOL向上につながる新規事業・サービスを創造しています。また、三菱地所グループ内のIT企画・開発・運用全般も担っており、生産性向上に向けたBPR（ビジネスプロセス・リエンジニアリング）を実現するための新規システム導入といった「アプリケーション領域」、新規事業・サービスや多様な働き方を支える「ITインフラ領域」、そして、コーポレートITから新規事業までの安全な環境構築に欠かせない「サイバーセキュリティ領域」において、グループ内の取組みを加速させていきます。

（ご参考）DX関連の過去のリリース（一部）

【顔認証プラットフォーム】