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【三菱地所レジデンス・三菱地所コミュニティ】「災害時に広く周辺地域で助け合う」ため「つながり」をテーマに訓練 津田沼「奏の杜」エリア 約8,300人対象の防災訓練を実施
~参加者全員で「防災体験」を行い、防災を軸としたエリアマネジメントを目指す~
三菱地所レジデンス株式会社(以下、三菱地所レジデンス)、三菱地所コミュニティ株式会社(以下、三菱地所コミュニティ)、エリアマネジメント組織である一般社団法人 奏の杜パートナーズ(以下、奏の杜パートナーズ)は、千葉県習志野市「津田沼奏の杜(かなでのもり)」エリアの居住者と共に2024年3月10日(日)防災訓練を実施しました。
2015年3月に「ザ・パークハウス 津田沼奏の杜」(総戸数721戸)から始まった防災訓練は、同エリアにある三菱地所レジデンス分譲マンション3物件に広がった他、「奏の杜パートナーズ」の協力を得てエリア内の戸建や他社分譲マンションまで対象を拡大してまいりました。9年目となる今回の防災訓練では、更にエリア外の三菱地所レジデンス分譲の「津田沼ザ・タワー(総戸数759戸)」や、習志野市自主防災組織などへの声掛けにより、これまで以上に参加者を広げて実施しました。
■今回の訓練の特長
①防災訓練対象世帯の範囲を更に広げ「災害時に広く周辺地域と助け合う」体制をつくる
②参加者全員で発災・火災・被災生活に関する問題を解き、エリア全体の防災知識を高める
③備えを自ら考え、防災備品の使い方を知り、実際に身体を動かしながら備品の使い方を学ぶ
参加者の広がりを受け、今年は「つながり」をテーマに実施しました。顔見知りを増やし災害時に助け合える地域の関係作りを目的として、谷津奏の杜公園に集まった参加者全員で発災・火災・被災生活に関するクイズを実施し、交流を深め楽しみながらエリア全体で防災知識を高めました。また身体を動かしながら「防災を体験」する訓練では、地域で助け合うための防災備品の使い方を学びました。その他、自宅の備えを考えるワークショップや、谷津奏の杜公園に備えている仮設トイレの組立、防災井戸の見学など、地域の設備を実際に使用した訓練も実施しました。
津田沼 「奏の杜」エリアでは、災害時に地域で助けあうために今後も近隣地域と連携を図りながら「共助」の体制づくりに取り組んでまいります。
三菱地所グループは、サステナブルな社会の実現に向けて「三菱地所グループのSustainable Development Goals 2030」を掲げており、「安全安心に配慮し災害に対応する強靭でしなやかなまちづくり」を進めています。三菱地所グループは、今後、防災への取り組みをより一層連携・協力して実施し、災害に強いまちづくりを推進してまいります。
■同エリアにおける防災訓練のひろがり
「ザ・パークハウス 津田沼奏の杜」、「ザ・パークハウス 津田沼奏の杜テラス」、「ザ・レジデンス津田沼奏の杜」、「ザ・レジデンス津田沼奏の杜テラス」(計4物件1,943戸)の管理組合、同エリアの戸建居住者・他社分譲マンションに加え、新たにエリア外の当社分譲マンション「津田沼ザ・タワー(759戸)」を対象としました。さらに習志野市自主防災組織への声掛けや習志野市内掲示板の活用も行いました。災害時に広く周辺地域で助け合うことを目指し「奏の杜」エリア全体と近隣地域に広がっています。
■防災訓練の内容
日 時:2024年3月10日(日)9:00~12:00
主 催:一般社団法人 奏の杜パートナーズ
対 象 者:「ザ・パークハウス 津田沼奏の杜」管理組合
「ザ・パークハウス 津田沼奏の杜テラス」管理組合
「ザ・レジデンス津田沼奏の杜」管理組合
「ザ・レジデンス津田沼奏の杜テラス」管理組合
「津田沼ザ・タワー」管理組合
同エリアの戸建居住者および奏の杜エリア全体
内 容: 9:00~各マンション・戸建にて安否確認訓練、避難訓練
10:00~参加者全員が谷津奏の杜公園に集合し、全体訓練・総評
10:30~①~⑨の各プログラムを谷津奏の杜公園の各場所で同時進行
①そなえるアクション~8つのミッションから防災を体験する~
②そなえるドリル ワークショップ
③起震車による地震体験
④水消火器訓練
⑤公園内マンホールトイレの組立訓練・フタ開け体験
⑥ベランダパーテーション蹴破り体験
⑦煙体験ハウス
⑧AED・心肺蘇生訓練
⑨防災井戸の見学
■防災訓練の詳細
1.安否確認(9:00~)
各マンションでは、マンションオリジナルの防災ルールを定めた「防災計画書」に従い、安否確認フローを確認。安否確認シートを各住戸ごとの扉に貼り出し、担当者が各住戸の安否確認情報を収集。その情報を災害対策本部に持ち帰り、マンション全体の状況を把握しました。
2.参加者全員が谷津奏の杜公園に集合し、全体訓練・総評(10:00~)
「つながり」をテーマに訓練を実施していることから、谷津奏の杜公園に集まった参加者全員で発災・火災・被災生活に関する〇×クイズを行い、楽しみながらエリア全体で防災知識を高めました。
3.各プログラムを各場所で同時進行(10:30~)
① そなえるアクション~8つのミッションから防災を体験する~
身体を動かしながら備品の使い方を身につける訓練。実際にマンションなどで備えている様々な防災備品が並んでいる中から、例えば「停電してしまい周辺は真っ暗。屋外の明かりを確保しよう」というミッションに対して、発電機と投光器を選び出し、実際に備品を使ってみる、という訓練を行いました。また、地域の顔見知りを増やすために参加者同士でチームを作り自己紹介をして交流を深めながら、地域で助け合うための防災備品の使い方を学びました。まずは自ら考え、そして防災備品の使い方を知り、更に実際に使用することで新たな備えに繋げます。
② そなえるドリル ワークショップ
家族に必要な備えを考える、オリジナルの防災ツール「そなえるドリル」を使ったワークショップを実施。被災地で困った「トイレ」について、家族全員分に必要な簡易トイレ(凝固剤)の個数を考え、凝固剤の使用体験を行いました。また、東日本大震災の避難所で配給される食事は「炭水化物」が多く、ビタミンやタンパク質が不足していたことから、避難生活の食事で足りない食材(栄養)を補うための備蓄品についても考えました。
③ 起震車による地震体験
実際に地震が起きた際に冷静な対処ができるよう起震車で地震の揺れを体験しました。
④ 水消火器訓練
水消火器による初期消火訓練で使用方法を学びました。
⑤ 公園内マンホールトイレの組立訓練・フタ開け体験
谷津奏の杜公園には54カ所に災害用マンホールトイレが設置されています。地域の防災倉庫に備えている「災害用マンホールトイレ」を実際に組み立てる訓練を行いました。
⑥ ベランダパーテーション蹴破り体験
パーテーションを蹴破るのにどのくらいの力が必要か・どのように割れるのかを実際に体験しました。
⑦ 煙体験ハウス
煙体験ハウスでは火災が発生した場合の避難方法を体験しました。
⑧ AED・心肺蘇生訓練
マンションにも設置しているAEDの使い方を学びました。
⑨ 防災井戸の見学
谷津奏の杜公園に設置された防災井戸の説明を行いました。
■参加者のコメント
・子どもが「防災」に興味を持ったので初めて参加した。いろいろな体験が出来て家族で参加してよかった。
・「そなえるアクション」では、まず自分で必要な防災備品は何かを考えて選ぶことができ、勉強にもなり楽しかった。
・マンションの防災備蓄倉庫の場所がどこにあるか改めて確認したい。
・今回発電機を体験したので、戸建の自治会でも発電機を備えたいと思った。
・凝固剤は備えているが、数が足りないことが分かってよかった。
・防災備品を備えてはいるつもりだけど、何が足りていないのかがワークショップに参加をして分かった。
・親が自宅にいない時に被災することもあるので、子どもだけでも食事ができる備えを考えないといけないと思った。
・野菜中心の生活なので避難生活の食事に不安。野菜の乾物などを普段の食事に取り入れて食べ慣れてみようと思う。
・非常食も備えているが普段食べないものばかりなので、非常時に食べられるものを備えておきたい。
・ツナ缶でランプが作れることを知り、普段ノンオイルを使っているが、オイルのツナ缶も買っておこうと思った。
・AEDの設置場所がマンションのどこにあるか知らなかったので、知ることができてよかった。
・AED設置場所の説明では、答え合わせの際にAEDが「こんなところにあるんだ!」「ここにはあるよね」といった参加者同士でのコミュニケーションができた。
【参考】1923年の関東大震災から100年続く三菱地所グループの防災の取り組み
三菱地所グループでは、1923年の関東大震災以来約100年「防災」に取り組んでまいりました。三菱地所レジデンスは、三菱地所グループが永年培ったノウハウを取り入れ、マンションのハード面に加え、防災マニュアルや防災訓練を積極的に実施・サポートしています。防災意識の向上や訓練の進化・深化を目的に三菱地所レジデンス社員有志によるボランティア組織「三菱地所グループの防災倶楽部」を2014年10月に立ち上げ、現在は三菱地所レジデンスと三菱地所コミュニティ約140名の社員で取り組んでいます。防災倶楽部はマンション管理組合に対し新たな訓練メニューなどを提案しており、これまでに三菱地所コミュニティが管理するマンション132物件・43,561世帯を対象とした防災訓練をサポートしています。今後も災害に対し、迅速に対応できる体制構築を広く浸透させていくべく、防災力強化のための活動を行ってまいります。
「三菱地所グループの防災倶楽部」活動の想い https://www.youtube.com/watch?v=UM06TjKweKY
【参考】「そなえるカルタ」「そなえるドリル」について
東日本大震災・熊本地震等の生の声を届けるために、実際に困ったことを「トイレ」・「食糧」・「情報」といった切り口で伝える防災ツール「そなえるカルタ」。
子どもと大人が家族を想定して考える防災ツール「そなえるドリル」。
自分や家族のことを実際に書き、大人と相談して答えを出す要素を取り入れ具体的な行動につなげます。
この「そなえるカルタ」と「そなえるドリル」は、ザ・パークハウスの防災プログラムホームページ上で"ドナタデモ"ダウンロードが可能です。
ザ・パークハウスの防災プログラムホームページ http://www.mecsumai.com/bousai/
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