新事業創出
時代の変化に対応した新たな価値創造実現に向け、オープンイノベーションによるビジネスモデル革新を進めています。
次の時代の豊かさにつながる価値創造を、
多彩なプレーヤーと実現
社内外の様々なステークホルダーとの共創を主体的に推進し、「既存事業の強みを活かした新しいビジネスモデルの創出」「時代に即した新たなアセットビジネスの創出」の2つの戦略を軸に、当社が培ってきた事業アセット・ケイパビリティ・ノウハウを活かした新事業創出に努めます。

新事業創出・推進

エレベーターメディア「GRAND」
2019年にspacemotion株式会社を株式会社東京と共同で設立。エレベーター内で動画コンテンツを配信する、エレベーターメディア事業「GRAND」を展開しています。不動産ノウハウとデジタルテクノロジーをかけ合わせ、「隙間空間を活用して隙間時間を解消する」ことにより不動産に新たな価値・機能を創出し、さらなる顧客体験の向上に取り組んでいます。

街づくりとデジタル基盤を融合する「5Gインフラシェアリング」
建物の屋上など遊休不動産を活用し、独自に特許開発した設備を通信キャリア各社にシェアすることで基地局構築のコストと資材を削減。全国の不動産オーナー様の協力のもと、持続可能な方法で5G基盤の早期拡充を実現します。5Gが可能にする多彩なサービスを誰もが享受できる未来へ、不動産の新たな活用で街の魅力創出に取り組んでいます。

コリビング事業 Hmlet Japan(ハムレット)
住むだけでネットワークが広がり、ライフスタイルやキャリアを豊かに育む「コリビング(Co-living)」の賃貸住宅がHmlet Japan。1カ月から利用可能で、すべての部屋に電気・ガス・水道・Wi-Fiが契約済み。家具つき・家具なしのプランが選べ、入居のその日から快適な新生活がスタートできます。

まだ使える家具に、新たな命を吹き込む「エコファニ」
レイアウト変更などで不要になったオフィス家具を企業から引き取り、検品・清掃後、ショールーム兼倉庫「丸の内 Base」で、リユース家具として展示・販売。コーユーレンティア株式会社、47ホールディングス株式会社などの共創パートナーと共に、フレキシブルなワークスタイルに対応できるサービスの提供と、サステナブルな社会の実現の両方に貢献していきます。

障がい者就労支援事業
CVC出資先であるVALT JAPAN株式会社と、障がい者就労継続支援事業所「デジタルイノベーションセンター丸の内 supported by 三菱地所」を開業。大手町・丸の内・有楽町エリアにオフィスを構える企業を中心にデジタル業務を受託し、障がい者の就労支援に取り組んでいます。本センターを拠点として、障がい者の新たな活躍モデルを検討し、順次展開していきます。
オープンイノベーションの推進

BRICKS FUND TOKYO
社会課題の解決や産業構造の転換など中長期的な社会インパクトの創出に挑むスタートアップへの投資及び事業支援を通じ、「成長産業の共創」を目指すCVCファンドです。その他、国内外の有力ベンチャーキャピタルへの出資、事業パートナーへの直接出資も実施しています。

CO-FOUNDER FUND
スタートアップスタジオ併設型シードVC「Co-founder Fund」へリードLPとして参画。客員起業家(EIR)との共同創業などを通じて、当社と親和性の高い事業の立ち上げを図っています。

三菱地所グループ新事業提案制度「MEIC」
三菱地所内で2009年にスタートした新事業提案制度では、これまで約370件の応募があり、当社グループの収益多角化や本業強化に貢献する取り組みを生んできました。2021年からは、対象をグループ社員にまで拡大した「MEIC」※が始動。グループを跨いだイノベーションの促進を目標に、社員の挑戦を後押ししています。
※Mitsubishi Estate group Innovation Challenge

エリアでのエコシステム形成
丸の内エリアを中心としたイノベーションエコシステムの構築に向け、各領域のスタートアップの成長段階に応じた施設・サービスを提供しています。またオフィス運営に加え、アカデミアとの連携、大企業・スタートアップ・官・学連携によるイノベーションプラットフォームの整備など、新しい技術やビジネスを推進する企業間の協業・共創機会に溢れるまちづくりを通じて日本の競争力向上に寄与しています。
三菱地所グループの想い

協業による強みの掛け算により、次の時代を先取りする挑戦を。
近年では、国内10空港の運営事業や、宮古島を中心としたリゾートホテル開発事業、入居者同士のコミュニティ形成に重点を置いた賃貸住宅の一形態であるフレキシブルリビング事業など、人々の暮らしや価値観、社会環境、産業構造の変化に対応する多様な新規事業を創出してきました。
目まぐるしく変化する現代社会においては、自前主義から脱却し、外部のステークホルダーと共に、知識や技術、アイデアなどのお互いの強みを生かしたイノベーションを生み出していく必要があります。
明治時代から丸の内を中心に日本の産業発展を支えてきたDNAはそのままに、次の時代の豊かさに繋がる新しい事業を立ち上げるべく、挑戦し続けます。