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   東北大学と三菱地所、包括連携協定を締結

~先端技術領域における「広域イノベーション・エコシステム」を構築~

 国立大学法人東北大学(以下、東北大学)と三菱地所株式会社(以下、三菱地所)は、産学連携を通じた社会価値の創造および日本の持続的成長に資するイノベーション創出を目的として、2026年7月1日、包括連携協定を締結しました。

 本協定は、国際卓越研究大学の第1号として認定された東北大学がもつ世界最高水準の「知」(研究力)と、三菱地所が丸の内エリアをはじめ全国で手掛けるまちづくりを融合させるものです。両者は量子・半導体・フィジカルAIといった先端領域における、研究成果の社会実装、人材育成、ビジネスの創出・発信を推進し、日本経済の成長を牽引する新たな価値創造モデル「広域イノベーション・エコシステム」の構築を目指します。

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■包括連携協定に基づく取り組み

 日本の国際競争力強化に向けては、先端技術分野の研究成果をいかに迅速に社会実装するかがひとつの課題となっており、両者は研究から社会実装までの結び付きを強化しイノベーション創出を加速させるべく、持続的・組織的に以下の事項等で連携・協力します。

(1)広域イノベーション・エコシステムの形成

量子・半導体・フィジカルAI等の先端技術領域に関し、東京・丸の内と、北海道、東北、川崎・横浜等を結ぶ、広域なイノベーション・エコシステムを形成します。
量子分野においては、三菱地所を代表企業とするコンソーシアムが「新川崎・創造のもりイノベーション拠点整備事業」の整備・運営事業者の優先交渉者に選定されております。

(2)丸の内×東北大学サイエンスパークの連携

東北大学として丸の内エリアを「戦略的フロント」とし、東北大学内の先端研究ファシリティおよびサイエンスパークにおける研究成果の社会実装を進めます。
特に、東北大学の東京拠点「T-POD」(後述)を介しサイエンスパークと丸の内エリアのオープンイノベーションプラットフォーム「Tokyo Marunouchi Innovation Platform」(以下、TMIP)が連携することで、最新の研究成果をビジネス創出につなげます。

(3)人材の育成と流動化

丸の内を実践の場とした「知の社会還元」を推進。産業・科学革新人材の育成、国内外の先端研究人材と産学官金の接続、およびキャリアの多様化を促進します。

(4)スタートアップの創出と育成

東北大学の技術シーズ(THVP※等)とTMIPが連携することで、スタートアップの創業から資金調達、その後の成長までを一貫支援します。

(5)グローバル発信・ネットワーク形成

両者の海外ネットワークを活用し、世界中からグローバルタレントを呼び込むとともに、日本の先端技術に関する研究成果・事業活動を世界へ発信します。

※ THVP:東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社。東北圏域の大学発スタートアップ企業の設立や成長をサポートするためのベンチャーキャピタル

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■【ご参考】「T-POD」(Tohoku-Tokyo Policy Operation Dock)について

 東北大学は、2026年6月1日、東京・丸の内(丸の内ビルディング)に、先端技術に関する国内外の動向調査とそれに基づく提言を行う東京拠点(愛称:「T-POD」)を新設しました。

 本拠点は、国際卓越研究大学である東北大学が、政府が目指す「技術立国」創りに貢献するために、国内の大学として初めて本格的な提言活動を行う大学シンクタンクです。先端技術領域を担う企業、スタートアップ、政府・政府関連機関、他大学などと連携し調査活動を実施するとともに、経済安全保障にも配慮のうえ政策提言を行います。

 設立当初は、政府が掲げる17の戦略分野のうち4分野(フィジカルAI、宇宙、レジリエンス、ライフサイエンス)を対象に始動します。総長直轄の組織とし、拠点長(総長特別顧問)のもと、大学内外の専門家を含めた約20名とともに、豊かな未来社会の実現を牽引してまいります。
参考リリース:https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20260601_06web_TPOD.pdf

■【ご参考】「TMIP」(Tokyo Marunouchi Innovation Platform)について

 TMIP は、一般社団法人TMIPが運営する組織で、丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)のイノベーション・エコシステム形成に向けて、大企業とスタートアップ、産・官・学・街との連携で事業創出を目指すオープンイノベーションプラットフォームです。会員、パートナーを含めると 400団体を超える組織になります。
URL:https://www.tmip.jp/ja/

■【ご参考】「新川崎・創造のもりイノベーション拠点整備事業」について

 川崎市による公募型プロポーザルを経て、三菱地所株式会社、東急不動産株式会社、プライム ライフ テクノロジーズ株式会社が川崎市幸区の新川崎・創造のもりにおいて、量子技術を核にAI・半導体等の先端コンピューティング分野の「知」と「人材」を集積し、研究・実証・事業化を担うPoC(Proof of Concept:概念実証)と社会実装の拠点「(仮称)QBIC」を整備・運営する事業です。

 「(仮称)QBIC」は、ラボ、コワーキング、交流・展示機能等を一体的に備え、研究者、企業、スタートアップ、大学等が分野を越えて集まり、新たな事業創出に取り組む施設として、2030年の開業を予定しています。
参考リリース:https://www.city.kawasaki.jp/templates/prs/cmsfiles/contents/0000184/184492/hodo.pdf

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