設計・監理
【メック・デザイン・インターナショナル】「iFデザインアワード2025」2カテゴリーで受賞
三菱地所グループのインテリアデザイン会社である株式会社メック・デザイン・インターナショナルは、iFデザインアワード2025において「丸の内北口ビルディング 丸北ラウンジ」「Tranquil Chair」の2件が受賞いたしました。
<iFデザインアワード2025 受賞プロジェクト一覧(全2件)> ・【丸の内北口ビルディング 丸北ラウンジ】(インテリアデザインカテゴリー) ・【Tranquil Chair】(ファニチャーデザインカテゴリー) |
「iFデザインアワード」は、1953年に設立された国際的なデザイン賞で、ドイツの「レッドドット・デザイン賞(red dot design award)」、アメリカの「IDEA賞(International Design Excellence Award)」と並び、世界三大デザイン賞のひとつに数えられる権威ある賞です。
■受賞の概要
【丸の内北口ビルディング 丸北ラウンジ】(インテリアデザインカテゴリー)
<概要>
「丸北ラウンジ」は、築20年の賃貸オフィスビルである丸の内北口ビルディングのロビー空間に新設されたワークラウンジ。ビル内に入居する約50のテナント企業ワーカーのためにつくられた。通常であれば利用者の利便性を考慮してビルの中間層に設置することの多い共用ワークラウンジだが、あえてロビー空間に設置した。そこで、日本建築の「縁側」から着想を得て、ロビー空間の既存ガラスファサードに沿ったプランニングとして、木質フレームによってラウンジ内のセキュリティを確保しながら、視覚的に内外の一体感を確保することで街に溶け込む空間とした。
働き方の多様化が進む中で既存の賃貸オフィスビルが備えるべき付加価値やアメニティにも変化が求められる時代。併設するカフェは内外双方からアクセス可能とし、また待合用のベンチや週ごとに入れ替わる盆栽のディスプレイを空間に組み込むなど、視覚・造形・機能の3つの側面におけるラウンジ内外の一体感をつくりだした。
また、都心のオフィスビル共用部には珍しく、木材がラウンジ内外からふんだんに見える設計。その狙いとして、ビルのワーカーや来訪者に対し、リラックス効果を与え自然とのつながりを感じさせる効果をもたらしている。「和」を感じるデザインコンセプトとした背景にはビルの持つ歴史の継承等が挙げられるが、入居テナントである京都市東京事務所とのコラボレーションにより照明器具や工芸品を空間に組み込むことで、より一層、木造の温かみを引き立てている。
【Tranquil Chair】(ファニチャーデザインカテゴリー)
イヨベ工芸社との共創で、時代や場所の変化に柔軟に対応しながら、そこにある事で空間の価値を高めるオリジナルチェアを開発した。砂紋の生み出す自然の情景や静寂さからインスピレーションを受け、その場にある事で柔らかで繊細な空間を生み出すアームレスチェア。背は椅子張りの技術を用いたボリューム感あるラインが身体を優しく包み込み、ダイニングやオフィスレセプション、ラウンジ等の幅広いシーンに調和する。視覚・体感の双方から心穏やかな時間を演出する。
また今回の受賞を受けて、iF Design Ranking 2020-2024にて、当社が世界2位※となりました。
※オフィスインテリアのDesign & Architecture Studiosのカテゴリー
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