住宅
【三菱地所レジデンス・三菱地所コミュニティ】1,744世帯を対象に災害発生直後から被災生活まで想定した内容 「ザ・パークハウス 晴海タワーズ」2物件合同防災訓練を実施
~「災害時に必要となる行動を体感しよう!」をテーマに訓練~
三菱地所レジデンス株式会社(以下、三菱地所レジデンス)と三菱地所コミュニティ株式会社(以下、三菱地所コミュニティ)は、2025年2月1日(土)に、東京都中央区晴海エリアにおいて「ザ・パークハウス 晴海タワーズ クロノレジデンス」(総戸数883戸)、「ザ・パークハウス 晴海タワーズ ティアロレジデンス」(総戸数861戸)の防災会・管理組合・自治会と協働し、2物件合同で防災訓練を実施しました。
本年は、阪神淡路大震災から30年、能登半島地震から1年になります。いつ起こるか分からない災害への備えでは、マンション内・マンション外の「地域の繋がり」が大切になると考え、昨年、一昨年に続き3回目の2物件合同訓練の実施となりました。訓練では災害発生直後から被災生活まで想定した内容で、安否確認のあと、災害時にマンション内にいる居住者同士で助け合えるよう防災倉庫に備えている備品を実際に使い身体で覚える訓練や水消火器訓練などの消防訓練を行いました。また本年は、災害時の心配事の1つでもある安否確認の方法を学ぶ「災害用伝言ダイヤル体験」を初めて実施。災害時に落ち着いて家族や知人の安否等の確認・連絡を行えるよう平常時に体験しました。そして楽しいイベントと防災を掛け合わせ、より多くの居住者が集まりやすい工夫を取り入れ「餅つき&炊き出し」も実施しました。
東日本大震災や2019年の台風19号で、マンションの「外」の繋がりにも助けられた被災地の事例もあり、隣同士に並ぶタワーマンションがお互いのノウハウを共有しながら連携し、防災訓練を通じて顔見知りを増やしながら「災害時に地域で助け合う」ことを目指してまいります。
本マンションでは、2023年2月に初めて2棟合同訓練を実施し、防災訓練の準備を通じて両マンションの防災担当者の関係性を築いてきました。今後も、周辺のマンション等と連携し、「地域の繋がり」を実現いたします。
三菱地所グループは、今後、防災への取り組みをより一層連携・協力して実施し、災害に強いまちづくりを推進してまいります。
【訓練プログラムの詳細】
各マンション安否確認・集計訓練
安否確認シートを住戸の扉に貼り出し、防災リーダー・サブリーダーが巡回して、安否確認情報を収集します。災害時に停電してしまうとエレベーターが使えず、タワーマンションは上下移動が特に困難となります。そこで、「各階対策チーム」を設けブロック毎に水平移動で効率的に活動するため、各フロアーの住戸を確認し、無線機を活用して本部に報告する一連の流れを訓練しました。そして、最後に2物件で安否確認を共有し、情報連携を行いました。
マンホールトイレ組立訓練
被災地では被災された方々のトイレが課題となったことから、防災倉庫に備えているマンホールトイレを実際に体を動かして組み立てました。
凝固剤(非常用トイレ)・布担架・救出工具・ウォータータンク体験
水を使わないトイレの凝固剤体験や、防災倉庫にどんな備えがありどんな時に使うのか実際に備品に触れる体験をしました。タワーマンションならではの困りごとの1つでもある、停電の際エレベーターが使えないことを想定し、歩いて運ぶことを考え、ウォータータンクに水を入れ重さの確認もしました。
発電機・LED投光器・無線機等の防災備品展示&紹介
長引く被災生活では「情報」が重要になります。マンション内では災害対策本部を中心に、情報収集・共有を行うことから、その活動に必要となる無線機や、夜間の活動の際に灯りを確保するための投光器・発電機の使用体験を行いました。
浄水装置利用体験
防災倉庫に備えている「浄水装置」を体験する訓練。組み立て方法を学びながら"どんな水が浄水できるのか"等、浄水装置の仕組みも理解しました。
災害用伝言ダイヤル体験
災害時に落ち着いて家族や知人の安否等の確認・連絡を行えるよう、「災害用伝言ダイヤル」の体験を行いました。
消防訓練(起震車体験・水消火器訓練・煙ハウス)
水消火器による初期消火訓練と、煙ハウスでは火災時に煙が発生してしまった場合の避難などを体験しました。また、「起震車体験」では過去に発生した地震の揺れを再現し、地震発生時の状況を体感しました。
餅つき&炊き出し
防災訓練を体験し、スタンプを集めると「餅つき」を行えるルールとし、楽しく参加できる仕組みとしました。
■参加者のコメント
・防災備品は実際に使ってみないといざという時に使い方がわからないので、訓練をきっかけに覚えることができてよかった。
・タワーマンションでは、情報が入ってくるか不安なので、情報に関する備品を確認できてよかった。
・災害用伝言ダイヤルについて聞いた事はあったが実際にやってみたことは無く、仕組みも良く知らなかった。今回体験できて良かった。
・災害用伝言ダイヤルは事前に知っておくといいですね。震災のときは電話がなかなか繋がらないと聞いたことがあるので。
・WEB171もあるんですね。電話で録音したメッセージがWEBでも確認できるのはいいと思いました。知らなかったです。
・災害用伝言ダイヤルはどの番号に登録するのか、あらかじめ決めておかないといけないですね。大事なことですね。
・災害用伝言ダイヤルは毎月体験できる日があるんですね。それも知らなかった。
・マンションにマンホールトイレが備えられていることや、防災倉庫の場所を知らなかったので知れて良かった。
・マンホールトイレの組み立てには想像以上に力が必要だと思った。
・マンホールトイレはやり方を知らないと正しく組み立てるのは難しそう。
・マンホールトイレの使い心地は良くはなさそうなので、家での凝固剤の備えが大切だと感じた。
・イベント的に楽しみながら体験ができて、子どもにとっても良い経験になったと思う。
・煙ハウスは小学校でも体験したが、マンホールトイレは初めてだったので、一番印象に残った。
・マンホールの中を見たことが無かった。トイレを置く位置が決まっていることは知らなかった。
・ペットボトルのケースを2箱常備しているけれど、3人家族だと4日分にしかならないので、備えを考えないといけないなと感じた。
・ペットボトルを備えておいたけど、期限が切れてしまっていた。普段から使いまわそうと思ってたけど、難しい。
・ウォータータンク20kgは想像以上に重い。これを階段で運ぶことを想像すると凄く大変なので、自宅の備えを見直したい。
【参考】「ザ・パークハウス 晴海タワーズ クロノレジデンス・ティアロレジデンス」について
「ザ・パークハウス 晴海タワーズ」は、晴海二丁目区画整理事業地内(開発面積 約3.0ha)、2棟・総戸数 約1,800戸で展開する大規模マンション。その1棟目が「ザ・パークハウス 晴海タワーズ クロノレジデンス」で、2011年10月に三菱地所レジデンスが強化した災害対策基準の適用第1号物件。災害対策基準の強化は、より細やかな災害対策基準に基づく建物計画と「災害対策カルテ」による災害対応の「見える化」でハード・ソフト両面を強化したもの。「ザ・パークハウス 晴海タワーズ ティアロレジデンス」は晴海タワーズの2棟目になります。
また、両物件ともに、三菱地所設計の設計によるコアウォール+免震システムを採用。さらに長期優良住宅認定を取得しています。建物2階には地域防災倉庫を設け、大人数の炊き出しが可能なキッチンシステム、マンホール対応式トイレなどの災害対策用品等を準備するほか、居住者用の防火備蓄倉庫を各フロア(3階~48階)に設置し、3日分の非常用飲料水、食料などを配備しています。
【参考】1923年の関東大震災から100年続く三菱地所グループの防災の取り組み
三菱地所グループでは、1923年の関東大震災以来約100年「防災」に取組んでまいりました。三菱地所レジデンスは、三菱地所グループが永年培ったノウハウを取り入れ、マンションのハード面に加え、防災マニュアルや防災訓練を積極的に実施・サポートしています。防災意識の向上や訓練の進化・深化を目的に三菱地所レジデンス社員有志によるボランティア組織「三菱地所グループの防災倶楽部」を2014年10月に立ち上げ、現在は三菱地所レジデンスと三菱地所コミュニティ約170名の社員で取り組んでいます。防災倶楽部はマンション管理組合に対し新たな訓練メニューなどを提案しており、これまでに三菱地所コミュニティが管理するマンション149物件・51,519世帯を対象とした防災訓練をサポートしています。今後も災害に対し、迅速に対応できる体制構築を広く浸透させていくべく、防災力強化のための活動を行ってまいります。
【参考】「そなえるカルタ」「そなえるドリル」について 東日本大震災・熊本地震等の生の声を届けるために、実際に困ったことを「トイレ」・「食糧」・「情
報」といった切り口で伝える防災ツール「そなえるカルタ」。
子どもと大人が家族を想定して考える防災ツール「そなえるドリル」。
自分や家族のことを実際に書き、大人と相談して答えを出す要素を取り入れ具体的な行動につなげます。
この「そなえるカルタ」と「そなえるドリル」は、ザ・パークハウスの防災プログラムホームページ上で"ドナタデモ"ダウンロードが可能です。
ザ・パークハウスの防災プログラムホームページ http://www.mecsumai.com/bousai/
画像ダウンロード













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