2023/08/31
その他
　　【三菱地所レジデンス】~地域と共生するヘルスケアコミュニティの実現~ 東京大学目白台キャンパス土地有効活用始動産学複合建物　新築工事着工
（東京大学大学院看護学研究施設、医療・ヘルスケア施設および学童保育施設）

エリアマネジメント新施設産・学・官連携防災・BCP

三菱地所レジデンス株式会社（以下、三菱地所レジデンス）は、2023年8月31日（木）、東京大学目白台キャンパスにおける土地有効活用事業（以下、本事業）として、東京大学大学院医学系研究科の看護学研究施設（Global Nursing Research Center：以下、東京大学GNRC）、医療・ヘルスケア施設（訪問看護ステーション、クリニック、調剤薬局、サービス付高齢者向け住宅、有料老人ホーム、リハビリ特化型デイサービス）、学童保育施設、および多目的コミュニティスペースからなる複合建物（以下、本建物）の新築工事に着工しました。

本事業は、2020年5月の東京大学目白台キャンパスにおける土地有効活用に係る事業協力者募集に対し、三菱地所レジデンスが事業主、三菱地所が総合企画として複合建物賃貸事業に基づく定期借地事業提案を行い選定されたものであり、2022年3月に三菱地所レジデンスと東京大学との間で本事業に基づく事業協定を締結しました。

三菱地所レジデンスは、本事業土地に「東京大学医学部附属病院分院」があったことを踏まえ、「SUSTAINABLE COMMUNITY CAMPUS～地域をむすぶ、世界に広がる、未来へつながる。」をコンセプトに、「ヘルスケア」を軸として「ケアサイエンス」×「人々の交流」×「永続のための防災」から生まれる地域と共生する持続可能なヘルスケアコミュニティの実現を目指します。

構想.PNG ■　本建物の特長　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　本建物は、東京大学GNRC、訪問看護ステーション、クリニック、調剤薬局、サービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホーム、リハビリ特化型デイサービス、学童保育施設を備え、さらに防災備蓄倉庫、コミュニティスペースとしてカフェを設けることで、これからの超高齢社会の新しいモデルをつくります。

イメージ図.PNG ■　東京大学GNRCによる「しあわせ社会実現プロジェクト」研究および地域交流拠点化の取り組み

　看護学を基盤とし、人生100年時代の幸福寿命の延伸を目指した「しあわせ社会実現プロジェクト」を実装します。小さな子どもから高齢者まですべての地域住民を対象に、看護学研究者が中心となって行う健康やケアについて学べるプログラムの提供を予定しています。また、地域住民の皆さまのヘルスケアに関する相談を広くお受けするほか、文京区で働く看護・医療・介護専門職の交流の場を構築します。だれもが気軽に集まることのできる地域交流の拠点化に向け、さまざまな取り組みを検討しています。さらには、新規ケア開発ケア研究も推進し、センシングやリモート看護など、産学融合で先進的な技術開発にも取り組みます。

東大ロゴ.PNG ■　地域のヘルスケア（看護、医療、介護、予防医療等）拠点　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　介護付有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅のほか、訪問看護ステーション、クリニック、調剤薬局、リハビリ特化型デイサービスを設置。地域とつながる地域包括ヘルスケアの拠点を目指します。

■　多世代がつながるサステナブルコミュニティ形成の場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

本建物内には「交流広場」を設け、「交流広場・多目的コミュニティスペース」・「医療・ヘルスケア施設」・「学童保育施設」が有機的につながる、地域に開かれた豊かなコミュニティ形成の場を提供します。多世代・地域・異文化（隣接「目白台インターナショナルビレッジ」）の交流を創ることでサステナブルコミュニティの醸成を目指します。

■　地域・本施設入居者・本施設利用者がつながる防災コミュニティ形成拠点　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　三菱地所グループでは、1923年に発生した関東大震災以降、約100年にわたり防災訓練を行うなどグループ全体で防災・減災に取組んでいます。

　本建物においても「防災備蓄倉庫」「かまどベンチ」「マンホールトイレ」の設置などハード面の充実はもちろん、三菱地所レジデンスと三菱地所コミュニティの社員有志によるボランティア組織「三菱地所グループの防災倶楽部」より被災地の声から学ぶ防災訓練のご提案などソフト面での取り組みも行い、地域と本建物入居者・利用者がつながる防災コミュニティ形成を図っていきたいと考えています。

マンホールトイレ.PNG ■　本建物工事スケジュール　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　