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重要テーマ1:Environment

国産材活用による持続可能な木材の利用推進

国産材のさらなる利用拡大へ向けて「CLT」の活用を推進

CLT材イメージ((一社)日本CLT協会より)

日本の国土は約3分の2が森林であり、その内40%は人工林が占めています。その多くは戦後に植えられ、利用適齢期を迎えた樹齢50年以上の人工林が50%を超えています。これらの木材の利用を拡大することは、国内の林業振興に役立つだけでなく、国内の森林の再生を促すことにもつながります。このような課題認識より、「三菱地所グループのSustainable Development Goals 2030」の重要テーマ「Environment」においては「持続可能な木材利用の推進」を目標に掲げ、国産材・認証材の活用を進めています。
三菱地所グループでは、かねてより木造2×4住宅に小径木や間伐材を積極的に採用するなど、国産の木材を建築に活用してきましたが、近年は「CLT(Cross Laminated Timber)」の利用拡大にも注力しています。

CLTとは、木の板を繊維方向が直角に交わるように接着した木材パネルのこと。従来の木材パネルよりも強度が安定し断熱性にも優れていることから、低層の戸建だけでなくマンションやオフィスビルなどの大型建築への用途拡大が期待できる建材として注目されています。
また、三菱地所(株)では、2017年度から、専門チーム「CLT WOOD PROMOTIONユニット」を組織。CLTの事業化に向けた研究開発に取り組み、複数のプロジェクトが進行しています。この取り組みをさらに加速させるため、2020年1月に新会社MEC Industry(株)を設立し、鹿児島県湧水町で木材加工工場建設に着手しました(2022年春頃稼働開始予定)。2×4やCLTを中心とした木質建材等の製材、加工、製造、組み立て、販売まで手掛ける会社です。また、生産ラインでは鹿児島県・宮崎県・熊本県産の地元木材を使用することで、「持続可能な木材利用の推進」に寄与すると考えています。

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構造材に北海道産木材を活用した
国内初の高層ハイブリットホテル開発

北海道産木材を内装に使ったラウンジ(イメージパース)

三菱地所(株)は、(株)ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツを運営会社とし、札幌市中央区で、北海道産木材を積極的に活用した国内初の高層ハイブリット木造ホテル「ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園」を2021年10月1日に開業します。本物件は、低中層部が天井を木質化した鉄筋コンクリート造、中層部の1層が鉄筋コンクリート・木造のハイブリッド造、高層部が純木造となるハイブリッド木造建築です。三菱地所グループがこれまで推進してきた木造・木質建築物の成果を集約したホテルです。

構造材に使用する約1,050m²の木材のうち、約80%は北海道産です。床材のCLTをはじめ建物のさまざまな箇所で、道内人工林で最も資源量が多いトドマツを採用することで、地元産業の振興や森林資源循環に貢献します。また、ホテル客室やロビーのインテリアにもふんだんに木材を活用するなど、北海道の地域性を活かしています。本プロジェクトは、国土交通省の「令和元年度 第2回募集 サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」に採択されています。

開発計画の詳細は2020年3月26日付リリースをご覧ください。

2020年3月26日付リリース(PDF 2.22MB)PDF

【公式】ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園新しいウィンドウが開きます

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CLTを構造材として採用した8階建て事務所建築
「PARK WOOD office iwamotocho」

PARK WOOD office iwamotocho

CLTを構造材として採用した8階建て事務所建築「PARK WOOD office iwamotocho」が2020年3月に竣工しました。CLTを構造材とした6階以上の事務所建築は国内初であり、三菱地所グループとしてCLTを活用したオフィスビル第1号物件でもあります。
国土交通省の「平成30年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」に採択されており、密集市街地でCLTを採用した高層非住宅建物のモデルケースとして注目されています。
耐火床の導入など、先行プロジェクトの賃貸マンション「PARK WOOD 高森」での実績から得た知見を盛り込み、木のぬくもりを感じられるオフィスビルとなりました。

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仙台市泉区高森
賃貸マンション「PARK WOOD 高森」

PARK WOOD高森

仙台市泉区で2019年2月に竣工した「PARK WOOD 高森」は、CLTを床材に採用した日本初の高層(10階建て)建築物です。設計段階から防耐火性、遮音性、耐震性などについて検証を重ね、耐火被覆材などを活用することで、木造+鉄骨造でのハイブリッド構造を実現しました。

本プロジェクトで、CLTを用いた建築に必要な設計・施工における一定のプロセス・ノウハウを確立したことから、今後は三菱地所グループの他のプロジェクトにも活かしていきます。

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みやこ下地島空港ターミナル

屋根構造材にCLTを使用したチェックインロビー

自然豊かな沖縄・宮古島で2019年3月に開業したみやこ下地島空港ターミナル。空港ターミナルとして全国で初めて、屋根の構造材にCLTを採用。さらに、材料には沖縄県が定める地域材を使用し、地域の林業再生にも貢献しています。本施設では、このほかにも空港ターミナルとして全国初となる「ネット・ゼロ・エネルギービル(ZEB)」の取り組みを実施しています。

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