このページの本文へ
環境(E)

廃棄物削減への取り組み

廃棄物削減・汚染防止・資源使用の抑制に関する方針

三菱地所グループは、「三菱地所グループ環境基本方針」において「循環型社会形成への寄与」を定めており、(企画・開発・設計・施工・運営・管理・解体などの)事業活動の全ての段階において、汚染物質や廃棄物の発生抑制、再使用、再生利用に努めることを推進しています。さらに、リノベーションによる既存ストックの活用を含めた建物の長寿命化を図ることで、廃棄物の発生や資源使用の抑制にも取り組んでいます。

また、「三菱地所グループのSustainable Development Goals 2030」で掲げる重要テーマの一つである「Environment」において、施設の管理・運営における食品・プラスチックを中心とした廃棄物リサイクル率向上と排出量削減を目標に掲げ、テナントの皆さまなどのステークホルダーと協働し、循環型社会の実現に取り組みます。

目標と達成状況

廃棄物削減・汚染防止・資源使用の抑制に関しては、「三菱地所グループのSustainable Development Goals 2030」で掲げる重要テーマ「Environment」において2030年をターゲットとした目標を掲げ、その達成に向けてPDCAサイクルを回して、取り組みを推進しています。

三菱地所グループのSustainable Development Goals 2030
重要テーマ1:Environment

目次へ戻る

廃棄物削減とリサイクルの取り組み

廃棄物削減に関するデータはこちらをご覧ください。

ESGデータ>環境関連データ>(1)KPI

目次へ戻る

丸の内エリアの「廃棄物収集ルート最適化」検証を実施

三菱地所(株)では、株式会社グルーヴノーツと共同で、東京・丸の内エリアにおいて廃棄物を効率的に収集・運搬するルートを導き出す「廃棄物収集ルート最適化」検証を実施しました。AIや量子コンピュータを搭載した世界唯一のクラウドプラットフォーム「MAGELLAN BLOCKS(マゼランブロックス)」を活用した、日本でも初の試みです。

東京・丸の内エリアで三菱地所が所有・運営管理するビル26棟を対象に、過去3年間の入居企業数やテナントタイプ、ごみの種類ごとの発生量などのデータをもとに、「MAGELLAN BLOCKS」のAIで数カ月後のごみの発生量を予測。さらに、運搬車両の積載可能量や収集作業時間なども考慮し、最も少ない車両台数で廃棄物収集を実現できる最適ルートを量子コンピュータで導き出しました。

最適ルートの総走行距離は約1000kmで、現状の約2300kmの半分以下。CO2排出量は約57%、車両台数は約59%の削減可能性があることがわかりました。また、収集業務が効率化されることで、長時間労働の削減や人手不足の解消にもつながることが期待されます。現在、検証データをもとに、具体的な運用に向けた導入を検討中です。

今後もグルーヴノーツとの協働により、先進テクノロジーを活用し、都市サービスの向上「City as a Service」に向けた様々な取り組みを進めていきます。

  • (株)グルーヴノーツ開発・提供

目次へ戻る

弁当容器を地域一体でリサイクルする
「丸の内エコ弁プロジェクト」を運用

2016年5月から、地域が一体となって弁当容器のリサイクル活動を推進する日本初の取り組み「丸の内エコ弁プロジェクト」を進めています。

丸の内エリアで販売される弁当の容器に、表面にフィルムを貼ったリサイクル容器「P&Pリ・リパック」を導入。食後はフィルムと蓋のみを捨て、容器は各ビルに設置された回収ボックスに返却してもらう仕組みです。三菱地所(株)はデベロッパーとして、複数の店舗と連携しながらこのプロジェクトを企画・運用しています。

2015年10月からの2ヵ月間、ビル3棟の16店舗に参加いただいて行った実証実験では、容器回収率は20.8%、約665kg(杉の木48本が1年間に吸収する量に相当)のCO2削減効果が得られました。また、参加店舗からも、「手軽に社会貢献できる」などの声があがったことから、エリアや店舗数を拡大して本格運用に至りました。現在は、ビル11棟の15店舗に参加いただいています。今後もさらに参加店舗を募り、回収場所を広げることで、より環境負荷削減効果を高めていきます。

丸の内エコ弁プロジェクト新しいウィンドウが開きます

目次へ戻る

貨客混載バスによる地方産品の
新しい流通・産地直送あいのり便

近年、人口減少による自動車運送業の担い手不足のため、配送料の高騰が続いています。そんな中、三菱地所(株)では、農産物の流通サービスを向上させ、地方の特色ある産品を東京へと定期的に搬送する新しい物流の仕組み「産地直送あいのり便」を2018年8月にスタートさせました。

これは、全国農業協同組合中央会、農林中央金庫、一般社団法人大丸有環境共生型まちづくり推進協会および(株)アップクオリティと共同で進めるプロジェクトです。全国のバス会社と連携し、旅客用高速バスのトランクスペースに地方の産品を積み込んで、丸の内エリアの就業者や来街者向けに「バスあいのりマルシェ」で販売したり、飲食店や百貨店向けに販売を行っています。

生産数が少ないため従来は地域外に出荷できなかった伝統野菜や希少産品なども扱うことができ、生産者の所得向上や地域活性化につながるだけでなく、都市の消費者が新鮮な高品質の農産物を手軽に購入できる機会にもなっています。さらに、産地でのフードロス削減、運送事業者の収益性向上や運搬時のCO2削減など、多様な課題解決につながる取り組みとして、今後も力を入れていきたいと考えています。

目次へ戻る

ロイヤルパークホテルズにおける
生分解性ストローの導入

三菱地所グループの(株)ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツは、SDGs(持続可能な開発目標)の取り組み推進を目的として、2019年より「生分解性ストロー」の導入を進め、現在では全国11つのホテルにて導入いたしました。

「生分解性ストロー」は、JBPA(日本バイオプラスチック協会)のグリーンプラマーク取得の製品で、トウモロコシなどのでんぷんから得られるポリ乳酸を原料とする植物由来の自然循環型樹脂を原料としたものです。年間約28万本使用しているプラスチック製ストロー(ストレート)を植物由来製品に置き換えることで、廃棄物による自然環境への負荷軽減に努めます。

  • 仙台ロイヤルパークホテル、ロイヤルパークホテル(東京日本橋)、横浜ロイヤルパークホテル、ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 東京汐留、ザ ロイヤルパークホテル 東京羽田、ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座8、ザ ロイヤルパーク キャンバス 名古屋、ザ ロイヤルパークホテル 京都三条、ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 大阪御堂筋、ザ ロイヤルパーク キャンバス 大阪北浜、ザ ロイヤルパークホテル 福岡

目次へ戻る

ストックの有効活用への取り組み

Reビル事業・リノベーション事業による既存ストックの有効活用

三菱地所レジデンス(株)では、2014年5月から、築年数の経過した中小ビル等を賃借したうえで、耐震工事やニーズを捉えたリノベーション工事で再生を図り、賃貸として供給する「Reビル事業」(既存ストックリノベーション賃貸事業)に取り組んでいます。

2019年1月には、福岡市博多区にて「ザ・パークレックス博多」のリノベーション工事が完了しました。首都圏外では初めての事例です。この物件では、新聞社が保有していた旧輪転機室(印刷工場)をオフィス空間にリノベーションし、博多イーストエリアの新たなカルチャーを創出・発信する拠点に再生しました。

このほか、首都圏を中心に一戸もしくは一棟単位で中古マンションを買い取り、リノベーション後に分譲を行う「リノベーション事業」への取り組みも進めており、「ザ・パークリモア白金台三丁目」(一棟リノベーション)などの物件を分譲しています。

リノベーションには、建物解体・新築に比べて環境負荷を押さえた再現を可能にする環境配慮の側面もあり、今後も、これらの事業への取り組みを進め、住宅市場の活性化ならびに既存ストックの有効活用を通じた持続可能な社会の実現に努めます。

「ザ・パークレックス 博多」

<ワークスペース>

旧輪転機室(before)

リノベーション後(after)

<外観>リノベーション後

外観アプローチ1(after)

外観アプローチ2(after)

「大手町ビル」の大規模リノベーション

2018年、三菱地所(株)は、1958年に竣工し、築60年超が経過した大手町ビルの大規模リノベーション工事に着手しました。外壁・内装の刷新やラウンジ・テラスの整備などハード面の全面改修に加え、ソフト面ではベンチャー企業やスタートアップ企業と大手企業が交流する機能を随所に導入。ストックの有効活用という社会的要請に応えながら、新たなビジネス創出拠点としての価値創造を目指します。

大手町ビルは地下鉄5路線が乗り入れる大手町駅直結という抜群の交通アクセスに加え、大規模でありながらも小割貸付に適したフロア形状であるという特長があります。複数の企業がもつ先端技術の集積を図り、丸の内エリアにおける多様な交流やオープンイノベーションをいち早く実現するためにリノベーションを選択しました。

さらに、リノベーションによる環境適合型の街づくりの側面として、解体・新築を伴う開発に比べ廃棄物や建築資材を節減できるほか、LED照明の導入や断熱性に優れた窓ガラス・日射フィンの採用による省エネ化や、オフィスビルとしては国内最大規模となる屋上庭園の整備など、環境に配慮した取り組みを行っています。

大手町ビルリノベーション前

大手町ビルリノベーション後

有害物質の取り扱い

三菱地所グループでは、関連法令に基づいて有害物質の適正な管理・処理を行っています。
空調機の冷媒であるフロン類や、電気設備に使用されるPCB は、法令に基づいて適正に処理・手続きを行い、漏えい・放出がないよう厳格に取り扱うとともに、アスベストや土壌汚染については、適時に有無の把握調査を行い、状況に応じた適切な対策・管理を実施しています。

水質汚濁の防止

三菱地所グループが管理・運営する施設における一定規模以上の飲食店等は、水質汚濁に係る法令・条例等の規制対象となっています。これらの規制対象となっている施設においては、排水処理施設を設置し、排水を基準以下になるよう処理した上で、下水道や河川・海などの公共用水域へ放流しています。

目次へ戻る

マンションにおける土壌汚染対策

三菱地所レジデンス(株)では、開発物件の用地取得について事前に土壌汚染調査を行い、必要に応じて対策・処理をしています。

用地取得にあたっては担当者がチェックシートを使ってチェックし、さらにその内容を専門調査会社がチェックします。用地取得の際には、専門調査会社による調査報告書の添付・提出を義務付け、用地取得の判断後は汚染の危険性の有無にかかわらず、専門調査会社の詳細調査(地歴調査)を義務付けています。

土地売買契約にあたっては、汚染に関しての土地売主の責任・負担を明確にし、必要に応じて対策を実施しています。

分譲マンション用地取得時のお客さまへの対応

目次へ戻る