MARK IS みなとみらい ~商業施設運営~

周辺エリアの人と暮らしに寄り添いいつまでもこの地に在り続ける施設に。

2016/3/7更新

写真:MARK IS みなとみらい

写真:MARK IS みなとみらい

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日本の商業施設は海外からも高い関心を寄せられており、視察に訪れるデベロッパーも多い。そして彼らは一様に、運営管理の緻密さに驚く。行き届いた清掃や整理整頓など、そのきめ細やかなホスピタリティは日本の財産といっても過言ではない。多種多様な人が行き交う商業施設では、とくに運営管理の果たす役割は大きい。施設管理はもちろんのこと、テナント営業管理、マーケティングおよび販売促進、売上金管理など、その役割は多岐にわたる。開業以来、安定した集客を続けるMARK IS みなとみらい。その舞台裏に迫る。

大切なのは、こちらからお客様に近づいていく姿勢

MARK ISブランドの施設運営を担う三菱地所リテールマネジメント株式会社。同社の運営本部に所属し、現在MARK IS みなとみらいの館長を務める羽渕徹は、プロジェクトの創始期から携っている人間のひとりだ。

写真:羽渕徹氏

「ひとつのエリアに美術館、公園、住居、そして商業施設が一体化している拠点は非常に稀です。しかも、近隣には横浜ランドマークタワーがありオフィス街がある。さらにMARK IS みなとみらいには生鮮品を扱うスーパーマーケットなども入り、観光客やオフィスワーカーだけでなく地元の方々の暮らしに欠かせない施設として誕生する。そんな“みなとみらいに新しい暮らしを創りだしていく”役割に大きな魅力を感じました」。

リテールマネジメントは地域に密着しながら展開していくものという羽渕。グランドオープン前から地域の皆様とのコミュニケーションを図り、地域との関係性を構築していった。その絆をより強くするため、MARK IS みなとみらいではお客様参加型のイベントに注力している。

「大切なのは、こちらからお客様に近づいていくこと。1年目のクリスマスシーズンにツリーをディスプレイした際は、お客様にメッセージリボンを書いていただき、それを装飾することで“お客様とつくるクリスマスツリー”を演出しました。また、1周年記念のイベントでは“ギネス記録に挑戦”と銘打ち、グランドオープンの6月21日にちなんだ6210本のビンを並べたアート作品を地域住民の方やお客様の手で制作しました。そして6月21日、ギネス審査員の立ち会いのもと記録を達成した瞬間の歓声は今も耳に残っています」。

写真:1周年記念イベント「ギネス記録に挑戦」

1周年記念イベント「ギネス記録に挑戦」

写真:クリスマスデコレーション

クリスマスデコレーション

また、館内で人気が高いのは、屋外に設けられた、みんなの庭。エディブルガーデンとしてオープンし、収穫することだけではなく、穫った野菜、果実をそのままジュースにしたり、お料理をしたり、味わうところまで体験ができる。収穫が終わった場所でテナント様にも参画頂き、テント張り教室や樹木の観察教室を開催して、学びもあるスペースとなっている。

写真:「みんなの庭」イベント

「みんなの庭」イベント

写真:「みんなの庭」イベント

「みんなの庭」イベント

6月のオープンから2ヶ月ほど経ったある夜のこと、羽渕は嬉しい場面に遭遇したという。
「8月から9月にかけての夜21時頃でしょうか。夕涼みをしながらベンチで読書されているお客様を続けざまに目にしました。私は想像もしていなかったのですが、お客様の一日の生活時間の中に、MARK ISが自然にとけ込んでいることを実感できて、とても嬉しく思いました。お買い上げいただかなくとも、ぶらっと立ち寄っていただける施設を創ろうとした皆さんの意志をきちんと受け継ぎ、実現していることに、なんとなくホッとした瞬間でもありました」。

また、地域との絆づくりは施設内だけにとどまらない。テナントのパン屋さんとともに近隣のマンションに出向いてパン教室を開催したり、横浜市が管轄する公園にイルミネーションを装飾したりと、地域全体を視野に入れたコミュニティづくりに取り組む。

常にフレッシュな情報を発信し続けるために

施設に入居頂いている店舗への営業支援においては、30~40代の主要ターゲットを見据え、Webサイト、SNS、デジタルサイネージなどを活用したデジタルコミュニケーションでのプロモーションを推進。施設の新聞折込広告は行なわないという斬新なやり方で販促に挑んだ。

写真:MARK IS みなとみらい Facebookページ

MARK IS みなとみらい Facebookページ

写真:羽渕徹氏

「テナント様が新しい商品をスマートフォンで撮影し、それをテンプレートに乗せることで自動的にMARK IS みなとみらいのホームページにアップされる仕組みをつくりました。その情報は同時に館内のデジタルサイネージにも表示されるので、興味を持っていただいたお客様はその場でアクセスし、お店に足を運ばれる。このような目に見えないコミュニケーションをつくっていくことも重要と考えています」。

これは、施設を建てておしまいではなく、“テナントとも真摯に向き合う”、“関係性を大切に築いていく”という三菱地所グループのDNAの現れとも言えるのかもしれない。
その想いを受けて、合計189のテナント様からの投稿は年間13,000回におよぶ。情報の鮮度が勝負のWebサイトにおいて、この数字が持つ意味は大きい。結果、MARK IS みなとみらいのホームページは年間約1,300万PV、Facebookが43,000ユーザーと、ともに単独SCではトップクラスのページビューを記録している。

「いい街づくりをしよう!」という目標のもと一致団結

写真:羽渕徹氏

三菱地所グループにとって最小単位は街。そう羽渕が語るように、みなとみらいエリアを面で捉えた他施設との連携も、エポックメイキングな取り組みのひとつ。ランドマークプラザと共通の「みなとみらいポイントカード」を展開。駐車場サービスは、周辺の施設での買い物でも互いに共通のサービスを受けられるようにした。

「周辺の施設それぞれに運営母体が異なるので、最初は意見が食い違うこともありました。しかし、会社ごとに文化は異なっても「いい街づくりをしよう!」という目標のもと団結できることが三菱地所グループの強み。街を盛り上げたいという想いを共有できたことが、連携を実現させた要因と考えています」。
今回のプロジェクトに「これだけの器と環境で働くことができ、感謝しています」と笑顔を見せる羽渕。最後に、運営の立場から今後の目標を語った。
「どんなに斬新なイベントを行っても、それが売上につながらなければ意味がありません。事業収支が成立し、施設として存続することは大事なミッション。ですから、この地に在り続けるためにも、みなさまに愛され、必要とされる施設であるためにはどうしたら良いのかを考え続けています。そして、みなとみらい地区全体が、みんなの憧れるエリアになるよう、この商業施設の運営を通して、街づくりに参画していきたいと考えています」。

写真:MARK IS みなとみらい

MARK IS みなとみらい

所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-5-1
構造:地下4階・地上6階・塔屋1階
商業施設面積:約43,000m²
店舗数:約190店舗
駐車場:約900台
開業:2013年6月

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