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GLOBAL

03

- OPERATIONS IN UNITED KINGDOM -

ロンドンは立ち止まらない、
今も進化し続ける街

スペシャリストのネットワークで成り立つロンドンの不動産マーケット。

session.1

ロンドンは立ち止まらない、
いまも変化し続ける街

私がロンドンに駐在となったのは2014年4月ですから、早くも1年半が経ちました。五代さんとはこの夏、ロンドン社で机を並べて仕事をしましたね。

私がロンドンに滞在したのは2015年6~11月。駐在ではなく、社内のトレーニー研修に応募して派遣されました。わずか半年ほどですが、刺激に満ちた毎日でした。

駐在する前、ロンドンについては「歴史があって古く落ち着いた街」と勝手にイメージを抱いていました。ところが、こちらに来てびっくり。街のあちこちに建設クレーンが立っていて、開発中のビルが至るところにある。「あっ、こんなに変化のある街なのだ」と驚いたのがロンドンの第一印象です。五代さんはどうでしたか?

IN LONDON

私も同じような印象でした。今回の研修の最後に、ロンドンの街をしっかり目に焼きつけておこうと、中心部の高層ビルに上がってみたのですが、そこで見た風景は、鯉渕さんが言うとおりの街並みでした。ロンドンは、いまも絶えず動き続けている街だと実感できましたね。
ところで、ロンドンは三菱地所にとってマイルストーンとなる都市ですよね。三菱地所の海外展開が本格化するのは1980年代後半。米国と英国で大胆な事業に着手します。そのひとつが、ロンドンのパタノスタースクエアですね。

ええ、シティの一等地を舞台とした大規模な複合開発です。ところが、世界的な不況などが理由で、プロジェクトの半ばで共同事業者がすべて手を引いてしまった。それでも三菱地所は単独でやり抜いたわけです。このパタノスターで得た信頼や人的ネットワークは、ロンドンでの現在のビジネスの基盤にもなっています。

三菱地所もロンドンでは一般的な知名度が高いわけではないですが、パタノスターを話題に出すと、「おっ、あのプロジェクトを手がけたデベロッパーか」と認識してもらえますね。

session.2

IN LONDON

プロフェッショナルの
ネットワークで成り立つ世界

三菱地所ロンドン社では、少人数で多様なタスクを担っているように感じました。

現在スタッフは11名。そのうち9名が日本からの駐在という構成です。五代さんが感じたとおり、開発から営業、運用まで1人のスタッフが携わる範囲は広いですね。 そういえば五代さんはロンドン社ばかりでなく、研修の一環として現地の不動産関連企業にも派遣されましたね。駐在している私たちとはまた違う視点で英国の不動産ビジネスを知ることができたのでは?

そうですね。日本とは異なり、現地の不動産業界は職能が専門分化されていて、個人がそれぞれの分野でプロフェッショナルとしてのスキルを深めていくという印象を持ちました。

そのとおりで、スペシャリストのネットワークで成り立っている世界です。ビルの開発や運用については、日本では大半を自社で行いますが、ロンドンではそれぞれの分野のプロフェッショナルとパートナーを組んで進めるというのが基本的なスタイルです。

それだけに、人的なつながりを非常に大切にしますね。業界のセミナーにも参加したのですが、3時間のうち座学は1時間ほど。残りは飲み物片手に参加者で談笑して人脈づくりと情報交換の時間でした。 また、ロンドンの不動産マーケットの規模はニューヨークや東京と較べても図抜けて大きい。それも印象的でしたね。

ロンドンは現在も金融の中心地であり、世界中からありとあらゆる投資が集まってくる街ですよね。
マーケットそのものが非常にオープンで透明性が高いですね。

たとえば一夜にして大資金を手にしたような人でもすぐに参入できるマーケットなわけです。そのためのエージェントがいて仕組みも整っています。 一方で、不動産開発のプレイヤーも多様ですね。私たちのように仕込みから開発、運用まで長期的に携わるデベロッパーもいれば、短期的な利回りのみを追求する投資会社もいます。

世界中から投資が集まるマーケットを長い時間をかけて構築してきたわけですよね。「英国人の本質は生産者ではなくトレーダーだ」という話を聞いたとき、なるほどと思いましたね。

IN LONDON

session.3

IN LONDON

ロンドンという都市ならではの
不動産マーケット

英国では、会社を移ることへの抵抗感が低く、たえず人材が流動しています。そんなこともあって、オフィスの環境が就職先選びの大きな条件のひとつにもなっています。企業の総務担当者も、オフィス選びでは立地ばかりでなく、居心地やホスピタリティをとても重視します。人材確保のコストと賃料をトータルで判断する、このような感覚は日本とだいぶ異なりますね。ちなみに、ロンドンでは政策的に奨励されていることもあり、自転車で通勤する人がとても多く、新築のビルでは広大な駐輪場と仕事前に汗を流せるシャワールームが必須の設備になりつつあります。

ビルの管理会社も、入居者の満足度を高めるために敷地内でスポーツイベントのパブリックビューイングやフードショーなどのイベントを頻繁に開催していました。それをオフィスワーカーたちが積極的に楽しんでいる様子が新鮮でした。

それからやはり歴史を尊重する文化があって、日本のように「新築が一番」という感覚がない。ときには18世紀に建てられたビルの方が、賃料が高い場合もあります。

歴史を感じる外観でも、内部を大胆にリノベーションしている斬新なオフィスも数多く、驚かされましたね。というのも、最近、ロンドンでは、テナントとして金融機関に代わってIT関連の企業が占める割合がそうとう高くなっており、そのようなクリエイティブなテイストを求めるテナント企業が増えている状況があるそうです。

session.4

想像以上のパワーがいる。
だからこそ、挑戦の価値がある

三菱地所ロンドン社では、現在どのようなプロジェクトが動いているのですか。

すでにプロジェクトが完了して運用のフェーズにあるのが「パタノスタースクエア」と「セントラル・セント・ジャイルズ」。後者は、ウェストエンド地区において英国企業と共同で進めてきた、オフィス・商業・住宅を複合させた再開発ですね。また、現在進行中のプロジェクトとしてはシティでのオフィスビル建替えがあり、間もなく竣工の予定です。そのほか、次のプロジェクトを見据えて保有する物件が複数あります。

仕込み、開発、運営という大きく3つのフェーズでビジネスを進めているイメージですね。

ええ、そのポートフォリオのバランスを図りながら、全体のボリュームを拡大していこうというのが基本的な方針ですね。 現在は、大規模なプロジェクトも構想中です。実現すれば、パタノスターに匹敵するインパクトある再開発となるはずです。

三菱地所はパリでも物件を保有していますよね。今後は欧州の他の都市でもビジネスを進めていくのでしょうか?

可能性はありますね。不動産は国ごとに法規制などが異なり、それぞれの国や地域ごとの特殊性が高く、異なる国や都市で事業を行うのは容易ではありませんが、ロンドン支社は欧州の拠点でもありますので、色々とチャレンジする機会はあると思います。

私自身、今回のトレーニー研修で実感したのですが、世界での都市開発は、将来の人材を育てていくためにも非常に重要なフィールドとなりますね。

まさにそのとおり。私自身がロンドンで痛感していることでもあります。「グローバル」は三菱地所にとっても、日本にとっても大きなテーマですが、多様なバックグランドをもつ人々と議論し自らを主張してお互いを認め合っていくためには想像以上のパワーが求められます。でも、それだけに得られるものもやりがいも大きい。ぜひ、若い世代の人たちにチャレンジしてほしいですね。

IN LONDON
IN LONDON

鯉渕が好きな街

「京都」

古くから尊ばれ守り続けられてきた街の佇まいは、どの都市にもない唯一の存在だと感じている。お気に入りの寺院は、近隣の奈良にある唐招提寺。かつて学校の教科書で見かけた伽藍の佇まいに感銘を受け、いまも機会があるごとに足を運んでいる。

私の好きな街

鯉渕のOFF TIME

週末は、ロンドン北部にあるリージェンツパークを走っている。5キロほどのコースを1周半した後、公園内のカフェで買ったコーヒーを片手に散歩するのがいつものコース。とても美しい公園なのだという。また、駐在中の健康維持のため、最近は、料理にも凝っている。

五代が好きな街

「東京」

自らが生まれ育ち、仕事の拠点でもある思い入れのある街。世界を旅してみて、やはりダントツに素晴らしい都市だと思っているという。歴史的なコンテクストから現代の流行までが共存する街のあり方に魅力に感じ、ロンドンでも現地の人に熱く語ったそうだ。

私の好きな街

五代のOFF TIME

ロンドンでの休日は、公園を巡り、ときにはジョギングも。なかでも印象に残っているのは、ロンドンの市街地を一望できるプリムローズヒル。また、週末を利用してベルギーなどさまざまな国を旅したそうだ。東京では夫婦で街歩きやショッピングを楽しんだりしている。

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