ニュースリリース
三菱地所株式会社
平成15年11月20日

各位
三菱地所株式会社
株式会社三菱地所設計


「横浜ランドマークタワー」プラザ棟屋上を緑化
~環境への配慮と都市景観への寄与~



11月7日「横浜ランドマークタワー」(所在:横浜市西区みなとみらい2-2-1 事業主:三菱地所(株))プラザ棟屋上約1,100m2において、屋上緑化整備工事が竣工しましたのでお知らせします。

従来、空調設備の屋外機等が設置されているだけであった当プラザ棟屋上に、環境への配慮と、横浜ランドマークタワーはもとより三菱重工ビル、横浜銀行本店ビル等周辺ビルからの景観に寄与する緑化整備です。この整備は、横浜ランドマークタワーをはじめ「みなとみらい21地区」の付加価値向上を目指す三菱地所(株)と、屋上緑化設計の実績を重ねてきた(株)三菱地所設計とのコラボレーションにより実現しました。また、測温センサーが3か所に設置されており、屋上緑化による環境負荷低減効果を検証することが可能です。

さらに、横浜市緑政局と協議し、収集データを横浜市環境保全局環境科学研究所に提供するなど、横浜市が進める屋上緑化関係の諸施策と協力することとしております。



【屋上緑化整備工事の概要】

整備場所

横浜ランドマークタワー プラザ棟(6階建)屋上

整備工法

セダム(多肉性植物)による薄層緑化

    既存ビル屋上の荷重制限に対応した最軽量化事例

整備面積

約1,100m2

設計監理

(株)三菱地所設計

工期

平成15年8月~11月上旬(約3カ月)

 


(参考資料)

屋上緑化整備のデザインコンセプト

 

みなとみらい21地区の象徴軸「クイーン軸」のイメージを、軸と水平に伸びる線、季節の移り変わりによって変化する葉の色によって、人と自然が解け合う流れを表現しています。


屋上緑化整備工事の詳細

 

セダムの種類

メキシコマンネングサ、モリムラマンネングサ、タイトゴメ、
ツルマンネングサ

 

風荷重対策

整備場所は、海浜からの風やビル風の影響が大きいため、NPO 法人屋上緑化開発研究会「屋上緑化設計・施工指針改訂版(平成14年版)」を参考に、219kg/m2の負圧に耐えられるよう固定金具を増設しました。

 

パレット型セダムの採用

施工性や管理の容易性を考慮してパレット型を採用し、土壌マットはガラス骨材や発泡ウレタンを取り入れ軽量化するとともに(荷重制限平均60kg/m2のところ、湿潤時20kg/m2)、竣工時の被覆率が90%以上の早期完成型としました。降雨等で自然生育するので、散水施設を設置しておりません。

 

測温センサー

植栽上部、下部、コンクリート露出部の3か所に設置し、コンピュータと接続して調査データを記録します。


屋上緑化の効果予測

 

セダムの薄層緑化(厚さ7cm)の場合、緑化下部の屋上表面温度はほぼ一定に保たれることが確認されています。(13年7月三菱地所設計調査)

また国土交通省のシミュレーションによると、東京都心部10km四方の区域の緑地保全や屋上緑化等によって、緑被率を現状の27.3%から39.5%まで上昇させた場合、平均気温が0.3度低下し、熱帯夜となる地域も約972ha(現況の10.9%相当)減少するとされております。(15年6月25日国土交通省発表)


三菱地所設計の屋上緑化技術

 

(株)三菱地所設計(本店:千代田区丸の内3-2-3 社長:島田勝久)では「環境・文化・未来のグランドデザイナー」としてロングライフ・省エネルギー・省資源・緑化等の環境共生の取り組みを進めており、日本ビルヂング、東京交通会館、丸ビル、三菱信託銀行本店ビル(以上千代田区)、M.M.タワーズ(横浜市西区)、ザ・ヨコハマタワーズ(横浜市神奈川区)やフェリス女学院大学緑園キャンパス(横浜市泉区)、新百合ヶ丘パークハウスヒルズテラス(川崎市麻生区)等で、各種緑化整備を設計監理しております。

このうち、東京交通会館(屋上庭園「有楽町コリーヌ」)は、本年10月28日、第2回屋上・壁面・特殊緑化技術コンクールにおいて、屋上緑化部門日経新聞社賞を受賞しました。既存ビル屋上の荷重制限対応のための植栽基盤技術、維持管理技術、生物を庭園に呼び込む工夫等が特徴として評価されたものです。

 



以上 

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