ニュースリリース 2014年

ビル事業

2014年07月15日

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大手町連鎖型都市再生プロジェクト第3次事業 敷地内
グローバルビジネス拠点・大手町に「大手町温泉」湧出

三菱地所株式会社

 三菱地所株式会社は、千代田区大手町で進めております「大手町連鎖型都市再生プロジェクト第3次事業」(以下、「本計画」)敷地内において温泉掘削が完了し、温泉の湧出を確認するとともに、本温泉の源泉名を「大手町温泉」と命名しましたのでお知らせします。

 本計画敷地内にて深度約1,500mの掘削を実施。本年6月6日に湯を汲み上げサンプルを採取する「揚湯試験」を実施の上、公益財団法人中央温泉研究所にて温泉分析を行っておりましたが、今般、温泉と認定され、7月14日に同法人発行の温泉分析書を受領しました。

 湧出した温泉を活用することで、平常時には、グローバルビジネス拠点・大手町地区の就業者等に対し、温泉入浴サービスを提供するほか、宿泊施設棟の温浴施設での利用を通して、東京オリンピック開催も見据え、観光客を含めた訪日外国人等に対する「日本ならではの魅力」の発信に寄与します。また、災害時には温浴施設を開放することで、災害活動要員のほか、事業継続に携わる従業員、ボランティア等の衛生環境向上に寄与します。

 本計画は、グローバルビジネス拠点に相応しい機能として、①国際競争力の強化に資するビジネス支援施設の整備、②高度防災都市づくりへの取組み、③良好な都市基盤・都市環境の構築、をテーマに掲げ、開発計画を進めてまいりました。中でも災害時の事業継続支援は重要であり、「電力と上下水の自立型システムの確立」を目指しております。その機能に都市のホスピタリティという要素も加味しつつ、大規模災害時の入浴需要に応え、災害活動要員の衛生環境向上を支援すべく、温泉掘削を開発計画の中に取り入れました。

 三菱地所は、日本の顔となるグローバルビジネス拠点・大手町地区における再開発を通して、サービスアパートメントや宿泊施設等、都市の価値を一層高める多様な機能の導入を推進しています。この「大手町温泉」も、当地区ならではの独自の魅力を創る新たな資源としての活用を検討してまいります。

オフィス棟 外観予想パース

「大手町温泉」の成分分析>(温泉分析書より抜粋)

湧出地 東京都千代田区大手町一丁目7番18及び19
泉温 36.5℃(調査時における気温20℃)
湧出量 240L/分 (掘削・動力揚湯)
pH値 7.3
泉質 含よう素-ナトリウム-塩化物強塩温泉(高張性・中性・温泉)

温泉揚湯試験の様子

(2014年6月6日)

温泉揚湯試験の様子

(2014年6月6日)

「大手町温泉」の泉質について(温泉分析書より抜粋)

 「大手町温泉」は、「療養泉」に分類され、泉質は「含よう素-ナトリウム-塩化物強塩温泉(高張性・中性・温泉)」となり、適応症については下記の通りです。(環境省自然環境局長通知(平成26年7月1日)環自総発第1407012号による)

療養泉の一般的適応症 筋肉又は関節の慢性的な痛み又はこわばり(関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)、運動麻痺における筋肉のこわばり、胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)、軽症高血圧、耐糖能異常(糖尿病)、軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、痔の痛み、自律神経不安定症、ストレスによる諸症状(睡眠障害など)、病後回復期、疲労回復、健康増進。
泉質別適応症 きりきず、抹消循環障害、冷え症、うつ状態、皮膚乾燥症


想定・検討する温泉利用

(平常時)

  ①フィットネス施設(オフィス棟内)での利用

  • 本計画オフィス棟内に入居予定のフィットネス施設において、本温泉を利用予定。

  ②宿泊施設棟での利用

  • 本計画では、国際競争力向上に資するビジネス支援機能の導入をテーマとして掲げ、国際水準の宿泊機能を導入。宿泊施設棟内温浴施設にも本温泉を提供することで、魅力向上の一助とします。

 

(災害時)

  ③宿泊施設棟内温浴施設を臨時開放(予定)

  • 宿泊施設棟に受け入れる災害活動要員、事業継続に携わる従業員、ボランティア等、近隣での作業従事者に対し衛生環境の向上に寄与します。

 

本計画の温泉掘削が持つ災害対策上の意義について

 本計画は、2011年3月11日に発生した東日本大震災の教訓に学び、開発計画を練り上げたプロジェクトです。大規模災害が起きた場合を想定し、一棟の中にオフィス・ホテルを配置しホテルは高層階に誘致する当初案を変更し、宿泊施設棟を免震構造の別棟に分けることで宿泊客の安全性を高めるだけでなく、大規模災害時には災害活動要員等に宿泊施設棟を開放可能な構造としました。

 大手町地区は、経済団体・メディア・金融機関・通信会社をはじめとした、大規模災害時の事業継続性が求められる団体・企業が集積しています。本計画では、大手町地区の団体・企業が大規模災害時にも事業活動を継続できるよう、「電力と上下水の自立型システムの確立」を企図。上水を敷地内で確保するための井戸の掘削、災害時でも常時と変わらずトイレを使用できる下水処理機能の建物内設置に加えて、温泉の掘削も行うことで大規模災害時の入浴需要に応え、災害活動要員の衛生環境向上を支援します。一方、平常時においては、オフィス棟に整備されるフィットネス施設での利用だけではなく、宿泊施設棟へも提供することで、日本旅館の一層の魅力向上に寄与します。

 

計画概要

所在地 東京都千代田区大手町一丁目5番1他(地番)
主要用途 事務所・宿泊施設・店舗・駐車場・地域冷暖房施設等
敷地面積 約11,200㎡
延床面積 約205,000㎡
貸床面積 約105,400㎡(事務所)
階  数 A棟(事務所棟):地下4階、地上31階 最高高さ 約170m
B棟(宿泊施設棟):地下3階、地上18階 最高高さ 約90m
新築工期 2014年4月~2016年春(予定)
事業手法 土地区画整理事業、市街地再開発事業

配置図

大手町の都市再生について

 24時間体制で稼働する金融・情報通信やメディア等多くの主要企業や団体の本社・本部が集積しており、日本経済発展の中心的な役割を担ってきた大手町地区ですが、近年、建物の老朽化が進み、経済のグローバル化・高度情報化等に十分に対応できない状況が生じつつあるなか、再度大手町地区全体が「グローバルビジネス拠点」として再構築されることが強く求められてきました。

 このような課題を解決するため「連鎖型再開発」という他に類例ない都市再生スキームの継続を通じて、災害時も業務中断しない強い経済活動中枢へ進化すると同時に、皇居の水と緑、歴史ある神田・日本橋など隣接地区とも連携し、川沿いにネットワークが拡がる新たなコミュニティづくりを段階的に育んでいます。

 このまちが目指す将来の姿は「風格と豊かなみどりをまとった安全・安心なグローバルビジネス拠点」。「高度防災基盤が支える業務中枢」と「潤いと界隈性に溢れた交流のまち」の親しみある両立です。本地区は、行政・学識経験者・地元地権者等が公民連携して策定した「大手町まちづくりのグランドデザイン」(2012年)という再開発マスタープラン提言を合意しており、本事業もその一環として、グローバルビジネス拠点としての中枢業務機能の強化、及び業務支援機能の導入に取り組み、本地区の更なる国際競争力の強化に貢献していきます。

大手町連鎖型都市再生プロジェクトについて

 大手町地区の課題を克服し将来像を実現する手法として、2003年1月、都市再生本部において決定された「都市再生プロジェクト(第5次決定)」に基づき、「大手町連鎖型都市再生プロジェクト」の取組みを開始。同プロジェクトは、旧大手町合同庁舎1、2号館跡地を種地として活用し、独立行政法人都市再生機構の施行による区画整理事業の換地の手法を用い、場所を変えながら複数回にわたり段階的かつ連続的な建替えを推進し、にぎわいのある国際的なビジネス拠点としての大手町地区の再生を目指すものです。本事業はその第3次事業にあたります。常盤橋地区内の当社所有地である日本ビル敷地の一部と第3次事業敷地内の種地を入れ替えることにより、当社は第3次事業の地権者、再開発事業の個人施行者として本事業に参画します。

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