CSRマネジメントs

CSR推進体制

三菱地所グループではCSRに対してより積極的に取り組み、三菱地所グループ全体のCSRの推進を図るため、三菱地所(株)の執行役社長を委員長とし、各事業グループ、コーポレートスタッフ担当役員、主要グループ会社のトップ等で構成される「CSR委員会」を設置するとともに、その事前協議機関として「環境・CSR協議会」を設けています。

画像:CSR推進体制

2016年度のCSR委員会開催実績

第1回(2016年7月:定例開催)

  • 2015年度CSR重要テーマ・KPIの実績報告
  • CSR活動報告    ほか

第2回(2017年2月:定例開催)

  • 重要指標(KPI)項目の追加について
  • 多様で柔軟な働き方のための人事諸施策、コンプライアンスアンケート等の取り組み報告    ほか

外部団体との連携

連携団体 概要 当社の役割
一般社団法人
日本経済団体連合会(経団連)
日本経済の自律的な発展と国民生活の向上に寄与することを目的としています。 常任幹事
一般社団法人
不動産流通経営協会
不動産流通を担う大手・中堅の住宅・不動産会社を会員とする法人で、不動産流通に関する調査・研究、提言などを通じて、不動産流通に関する諸制度の改善に取り組んでいます。 理事
一般社団法人
不動産協会
都市開発、まちづくり事業に取り組む企業によって構成され、良質なオフィス・住宅の供給、住宅ストックの円滑な流通を積極的かつ効果的に推進できるよう、不動産関連諸制度に関する調査・研究、政策提言や社会貢献活動を行っています。 会長
一般社団法人
日本ビルヂング協会連合会
オフィスビルを所有、管理する経営者の唯一の全国団体として、ビルの経営管理等に関する調査研究、啓発活動に取り組んでいます。 会長
副会長
専務理事
常務理事
一般社団法人
大手町・丸の内・有楽町まちづくり協議会
大丸有(大手町・丸の内・有楽町)地区の「まちづくりガイドライン」を踏まえ、企業、団体、行政等と連携したまちづくりを展開し、地区の価値を高め、東京都心の持続的発展に取り組んでいます。 正会員
理事(理事長)
会長
部会長
一般社団法人
大丸有環境共生型まちづくり推進協会
(通称: エコッツェリア協会)
「大丸有サステイナブルビジョン」の実現に向け、より良いまちづくりや社会課題の解決を目指す「CSVビジネス創発プラットフォーム」を運営しています。大丸有エリア内外の企業や多くの人々の交流機会づくりや、それらを基盤とした「環境」「経済」「社会」が持続的に発展するCSV事業の創発、持続可能な社会づくり等に資する先端技術に関するR&Dと啓発活動に取り組みます。 正会員
副理事長
NPO法人
大丸有エリアマネジメント協会
(通称:リガーレ)
大丸有地区のソフトなまちづくりを担う団体です。イベントや各種活動の企画・運営、広報活動、調査研究などを行っているほか、しゃれ街条例や屋外広告物事業など、行政が定めた制度の担い手としても活動しています。 正会員
理事
副理事長
東京人権啓発企業連絡会
大阪同和・人権問題企業連絡会
人権はCSRの基盤との認識のもと、企業の立場から同和問題をはじめさまざまな人権問題の解決に向けて取り組んでいます。 会員(人権担当者)による自主的運営組織

当社グループが支持している外部イニシアティブ

三菱地所グループは、持続可能な社会形成に関わる国内外の原則あるいはイニシアティブに参加し、活動を進めています。

SDGsとのかかわり

2015年9月、国連サミットにおいて「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択され、2016年1月に正式発効となりました。ここに盛り込まれた17の目標は、すべての国々に普遍的に適用されるものであり、当社グループも時代と社会からの要請に応える事業活動を通じて、これらの目標達成に寄与していきます。

画像:ステークホルダーとの関係図

三菱地所グループとステークホルダーとの関係

三菱地所グループの事業は、お客さま、株主、地域社会、政治・行政や取引先、および役員・社員など、さまざまなステークホルダーとの関わりの中で成立しています。まちづくりという事業活動は、その性格上、多くのステークホルダーと関わるものであり、当社グループは、これらステークホルダーの信頼にお応えしながら事業活動を継続的に進めていく責務があります。
特に、テナントビルのお客さまや地域社会におけるステークホルダーについては、当社グループの事業上、ともに持続可能な社会をつくり上げていく上でも関わりが深く、例えば丸の内エリアでは大丸有まちづくり協議会等※を通じて、日頃からの双方向のコミュニケーションを重視しています。
また、東京証券取引所から示された「コーポレートガバナンス・コード」の基本原則に「株主以外のステークホルダーとの適切な協働」および「株主との対話」が謳われていますが、さまざまな形でステークホルダーと対話し、その声を経営に反映すべく、取り組みを重ねていきます。

※ 一般社団法人大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会

画像:ステークホルダーとの関係図

ステークホルダーとの関係

各ステークホルダーとの対話方法

ステークホルダー 定義 対話の機会の例 主要なテーマ
お客さま テナントビルの利用者、住宅・マンション契約者、各種業務発注者など
  • お客さま満足度調査・アンケート等
  • 各種営業活動を通じたコミュニケーション
安全・安心なまちづくり
製品・サービスの品質・安全マネジメント
少子高齢化に対応したまちづくり
地域・社会 三菱地所グループの事業に関わる地域社会、地域住民等
  • 有識者ステークホルダーミーティングの開催
  • 行政、自治体、NPOとの協働を通じた対話
  • 社会貢献活動
地域への経済的貢献
スマートコミュニティの推進
持続可能な森林資源の活用
社員 三菱地所グループ社員
  • 人事評価を通じたコミュニケーション
  • コンプライアンスアンケート等による対話
能力開発、多様な人材活用と均等な機会提供
安全と心身の健康維持
取引先 工事委託先、協力会社、調達先など
  • 業務を通じたコミュニケーション
  • 委託先評価制度、施工登録者研修会、品質安全推進大会などの開催
  • 調達活動を通じたコミュニケーション
  • CSR調達ガイドラインの通知
サプライチェーンマネジメント
グリーン調達
安全・安心なまちづくり
株主・投資家 個人・機関投資家
  • 決算説明会(年2回)
  • アナリスト向けスモールミーティング・物件見学会
  • 国内外機関投資家とのミーティング
  • 各種IR関連ツールによるコミュニケーション
経済的パフォーマンス
健全な企業経営

ステークホルダーのコメント

三菱地所株式会社 社外取締役 江上 節子

2015年に社外取締役に就任して、2年が経過しました。当社のCSR活動は2014年度より、GRIガイドライン提示の重要側面と自社経営での重要度のマトリックスに、アンケート調査やステークホルダーからの情報を輻輳化させるというステップで、論理的、合理的な手続きでCSR重要テーマの選定をし、環境分野と災害・防災にかかる指標は、当社の達成度、関係機関からの評価も高く、本報告書に精緻に綴られた成果を確認できます。
また、先進的なまちづくり、社会と共生したまちづくりにおける、大手町連鎖型再開発プロジェクトの手法や皇居濠水の浄化などの技術革新やアイディアなど多様な取り組みは、まさに、社会的課題への取り組みと事業開発を一線にした方向へと進んでいることが実感できます。
しかし、社会は生き物。世界の政策の流れ、人々の移動の流れが変わり、大きな社会の変動期に入ろうとしています。日本においても政策の実行化は、急を要し、地方の活性化や、SDGsについても、政府の中に推進本部が設置されました。ダイバーシティの促進、女性の管理職登用についても、当社は、着実に計画を進ませてはいますが、グループ会社を挙げて取り組む積極策も望まれます。
何よりも、当社グループが付加価値の向上と、持続的成長を果たしていくためには、司令塔としての本社機能の高度化のみならず、グループ会社全体の執行部門、現場力の質的向上が肝要です。CSRは、三菱三綱領と等しく、まさに、企業の背骨を形づくっていると言えましょう。グループ企業総体として、SDGsのマインドで、ブランド力の強化、サービスの深化、ビジネスモデルのコンセプト革新に取り組む風土づくりを高めていくことに、社外役員として、微力ながら貢献していきたいと考えます。

写真:三菱地所株式会社 社外取締役 江上 節子

ロイドレジスタージャパン株式会社 取締役 冨田 秀実 氏

貴社のトップコミットメントには、まちづくりを通じて社会に貢献しようという強い意思表明があります。多様な人が集い、持続的に発展する「Dynamic Harmony」というキーワードが発信され、三菱地所グループに対する期待感が持てます。一方で、2年前に選定したCSR重要テーマでは、どのような社会課題をベースに最終的に15課題に絞り込まれたのか選定プロセスが見えず、三菱地所グループの事業にとってこれらのテーマがどの程度関係しているのか妥当性の評価ができません。ビジネスプロセスにおけるリスクと機会をどのようにCSR重要テーマに反映し、それに対する目標設定がなされたのか、この流れを明示していただきたい。
また、KPIを設定している点は素晴らしいですが、具体的な目標設定も今後求められてきます。現在、設定されているKPIも、例えば「子育てしやすいまちづくり」に対してバリアフリー等の指標で果たして十分かどうか、検討する必要があるでしょう。「達成すれば確かに社会課題解決の実現につながるであろう」という実感の持てる目標が示されれば良いと考えます。
また、プロパティビジネスという性格上、「透明性」を担保するためにも情報開示は積極的に行うべきです。CSR重要テーマに取り上げている「コンプライアンス」については、より幅広い項目について開示をする余地があるように思います。
丸の内のグローバル化という点に関しても、どのようなオフィス環境を提供すれば真のグローバル化になるのかを再整理し、より具体的なまちの未来像を示していただきたい。それがより貴社の企業価値向上やブランド力の強化にもつながるはずです。よりグローバル化が進むと、在宅でも違和感なく働けるような場所を選ばない働き方が進み、オフィスの必然性も変化します。そうなったときに、丸の内の付加価値は何か、真のグローバル化を見据えた将来像を示されることを期待します。

写真:ロイドレジスタージャパン株式会社 取締役 冨田 秀実 氏

ステークホルダーへの経済的価値分配

2016年度、各ステークホルダーへ分配した経済的価値は以下のとおりです。

ステークホルダー 金額(百万円) 算出方法
取引先 932,909 営業原価と販売費および一般管理費
(人件費および原価償却費含む)
社員 8,988※ 三菱地所(株)単体の社員数に平均給与を乗じたもの
株主 24,975 連結株主資本等変動計算書注記の「配当に関する事項」
債権者 22,743 支払い利息
政府・行政 43,451 法人税など
社会 1,921 社会貢献活動支出

※ 社員の項目は三菱地所単体です。

CSR重要テーマとKPI

三菱地所グループでは、持続可能な未来づくりに貢献するために、企業として取り組むべき課題を明確にし、事業活動の中で解決を図っていくことが必要であると考え、ステークホルダーの皆さまのご意見を頂戴し社内での議論を基に5つのCSR重要テーマを設定しています。そして、これらのテーマの重要指標(KPI)についてマネジメントを行っています。
2016年度は、このCSR重要テーマに則った取り組みを深化させていくため、改めてステークホルダーのご意見を伺うとともに、社会環境の変化も踏まえ社内においても見直しを図り、より実効性のある指標を策定しました。

CSR重要テーマ選定のプロセス

三菱地所グループCSR重要テーマの決定プロセスは次の通りです。

STEP1 評価対象のテーマ設定

GRIガイドライン(G4)の特定標準開示項目における46の側面(項目)に、三菱地所グループとしてCSR上重要と想定される項目を加え、それらの中から、今後取り組むべき重要課題として33項目を選定。

下矢印

STEP2 社会の声の反映と初期評価

STEP1で選定された33項目について、顧客や取引先、株主等ステークホルダー宛へのアンケートおよび有識者へのヒアリング、経営層と社外有識者との意見交換等を実施。

下矢印

STEP3 最終評価

STEP2の結果に基づき、「当社経営にとっての重要度」と「ステークホルダーにとっての重要度」のマトリクス上に33項目をプロットし、双方の重要度が高い15項目を特定。

下矢印

STEP4 CSR重要テーマのKPI決定

STEP3で特定した15項目をさらに集約、統合し、三菱地所グループのCSR重要テーマの5項目を決定。

三菱地所グループの取り組み

画像:三菱地所グループの取り組み

三菱地所グループのCSR重要テーマおよび目標・指標(KPI)

2016年度実績値の考え方 (PDF 103KB)

社会と共生したまちづくり

地域社会と共生するハード・ソフト両面による安全・安心なまちづくり

先進的なまちづくり

グローバリティの時代に対応したイノベイティブなまちづくり

環境

事業を通じて持続可能な社会を実現するための環境への先進的な取り組みの推進

ひとづくり

未来のまちづくりのための人財育成・活躍の支援と個人のライフスタイルにあわせた働き方の支援

コンプライアンス

顧客や社会の期待に応えるコンプライアンスの推進

施設・サービス紹介

個人のお客さま

  • 住まい
  • ショッピングセンター
  • ホテル・リゾート
  • 三菱地所グループCARD
  • 不動産のご相談

法人のお客さま

  • 賃貸オフィス
  • 丸の内のご紹介
  • 物流施設
  • グローバル
  • 設計監理
  • 資産活用
三菱地所グループのプロジェクト紹介 三菱地所がこれまで蓄積してきた開発力・企画力・運営力などグループ全体のリソースを最大限に活用し、展開しているプロジェクトをご紹介します。