三菱地所グループのCSR経営

三菱地所グループにとってのCSRとは、「基本使命」である「住み・働き・憩う方々に満足いただける、地球環境にも配慮した魅力あふれるまちづくりを通じて、真に価値ある社会の実現に貢献する」ことであると考えています。
「行動憲章」を日頃から実践し、2020年代のさらなる成長に向けてCSRと一体となった経営戦略を推進することで、社会への貢献と企業グループの成長を高度にバランスさせた「真の企業価値の向上」をめざしています。

有識者のコメント

SDGsの取り組みとともに、三菱地所の経営は進化する

三菱地所株式会社 社外取締役
江上 節子

三菱地所は、不動産事業という自然資源を消費する業種特性から、長年にわたり環境問題の軽減に取り組んできました。振り返れば、1970年代のローマ会議における「成長の限界」への問題提起、80年代に入っては持続可能な発展の方途の探求と、2000年代は多くの国から環境問題への行動が起こりました。発展や開発のみを求めるのではなく、持続可能性を担保する考え方とスキームへの舵が切られました。
これは、持続可能性<Sustainability>を、私たちが生きる社会の豊かさの根源に据えるという基本思想です。当社が丸の内を中心にオフィスビル事業、また住宅事業、商業施設、物流施設・・・と業容を拡大し、成長を達成してきたプロセスにおいても、この<Sustainability>を具体的な要素やプロセスに落とし込み、丁寧にその目標と結果をモニタリングして取り組んできています。 しかし、世界の資源問題、大気汚染、海洋汚染、食の問題などは、近年、急速に複雑化し、切実さを増しています。そのことと向き合う解決策の基本姿勢がSDGsと言えるでしょう。
当社では、このSDGsを企業活動の将来への成長のスキームとして、CSR調達ガイドラインの策定、サプライチェーンマネジメント、また2018年には、国連グローバル・コンパクトへの署名、人権宣言の公表も行うなど、堰を切ったように取り組みを拡大し、歩を進めています。海外、国内機関投資家などが、短期的投資行動から、中長期リターンを重視し、ESG投資へ軸足を移すなど、シェアホルダーの行動や評価も変化してきました。100年先までの持続可能性を構想する当社には、SDGsに、事業展開、事業投資、リスクとチャンスの観点から、統合的に取り組んでいくことが望まれます。
また、社会課題だけの視点から捉えがちなダイバーシティの推進に関しては、当社の2017年4月現在の女性管理職比率は5.1%であり、2016年公表の女性活躍推進法の行動計画表においては、2020年をめどに係長級を20%まで増やすことも発表しています。しかし、ダイバーシティとは、多様な能力、考え方、感性などを企業内に取り入れ、協創的な企業力に高めていく戦略でもあります。中途採用の強化でとの方法を掲げていますが、これについても些少にとどまっています。ダイバーシティを企業の経営戦略として実効的に進めていくには、統合的思考と大きなスコープ、多様なアクションが求められます。革新的なオフィスの実現で、ワークスタイルの改革は予想以上のスピードで実現しています。ダイバーシティについても、さらなるトップのコミットメントを期待します。

写真:

高崎経済大学 経済学部教授(経営学博士) 水口 剛 氏

ディベロッパーへの期待の一つは、気候変動への対応につながるインフラの充実です。
パリ協定の2℃目標を達成するためには、民間のアイデアやネットワークが必要です。
モビリティ(移動)の質によってエネルギー消費量は大きく変動します。三菱地所の基本使命である「まちづくりで社会に貢献する」に掲げる街の一つのあり方として、土地利用のあり方に加え、電気自動車や水素自動車、自転車などを組み合わせた、快適でエネルギー消費の少ないモビリティ全体について構想された街というのがあると思います。
こういった大きな構想では行政やコンソーシアムなどとの連携が求められますが、ニュータウン開発などの実績のある三菱地所グループであれば実現できる取り組みだと思います。
スマートコミュニティのモビリティ版モデル都市をつくり、うまくいけば都市インフラをまるごと輸出できる。それがビジネスチャンスにつながっていくと思っています。
まちづくりのコンセプトを幅広に捉えていくと、ディベロッパーの領域では広くやれることがたくさんあると思います。
オフィスでの労働時間は、ワーカーにとって1日の半分を占める時間であり、その間を過ごす環境は大変重要な要素です。新本社は居心地の良い空間づくりがされており、30年後もここで働いていたいと思わせるオフィスだと思います。コミュニティを創出するためのこうしたノウハウをまちづくりに活かしていってほしいと思います。
今後、ますますAIやSNSなどの仮想空間が肥大していく流れの中で、人との直接的なコミュニティ空間づくり、人が外に出ていきたいと思う魅力ある空間を提供できるようなまちというところで、2050年に向けての長期ビジョンを示されると良いと思います。魅力あるまちづくりをする会社になればなるほど魅力ある会社になり、いい人もたくさん集まってくると思います。それが企業としてもサステナブルであることにつながっていくと思います。

写真:高崎経済大学 経済学部教授(経営学博士) 水口 剛 氏

施設・サービス紹介

個人のお客さま

  • 住まい
  • ショッピングセンター
  • ホテル・リゾート
  • 三菱地所グループCARD
  • 不動産のご相談

法人のお客さま

  • 賃貸オフィス
  • 丸の内のご紹介
  • 物流施設
  • グローバル
  • 設計監理
  • 資産活用
三菱地所グループのプロジェクト紹介 三菱地所がこれまで蓄積してきた開発力・企画力・運営力などグループ全体のリソースを最大限に活用し、展開しているプロジェクトをご紹介します。