特集:象徴的な4つの取り組み

皇居の自然に呼応するコミュニティ広場「ホトリア広場」

2017年1月「大手町パークビルディング」が完成し、皇居外苑濠前に位置し、建物に隣接する「大手門タワー・JXビル」と合わせて約3,000平方メートルの環境共生型緑地広場「ホトリア広場」が出現しました。皇居の雑木林を意識し、在来種や地域種を主体とした植栽、広場を縦断するように流れる水景観が、緑と潤いのある空間を生み出しています。
近隣の就業者や来街者の憩いのスペースであることはもちろん、「大手門タワー・JXビル」にある業種業態の垣根を越えた交流・活動拠点「3×3 Lab Future」との連携をはじめ、多様なイベント開催により地域のコミュニティ活動を活性化。約60人分のベンチやWi-Fi環境を整備し、就業者の快適なサードプレイスとしても活用されています。
また、生物多様性に配慮し、鳥やチョウ、トンボなど数種を誘致目標として設定し、食餌木や吸蜜植物を取り入れ、鳥の巣箱を設置。小鳥が水を飲んだり水浴びがしやすいよう浅瀬を設け、水の底に養分を蓄えやすい土を入れ、細かな隙間のある多孔質の石を積むなど、生物が住みやすい環境を整えました。さらに、皇居を中心とする生物多様性ネットワークを「見える化」する取り組み「生き物モニタリング」を、清掃や植栽維持管理業務の一環として、また市民参加型イベントとして実施。公益財団法人都市緑化機構「社会・環境貢献緑地評価システム(SEGES)つくる緑」、一般社団法人いきもの共生事業推進協議会(ABINC)「いきもの共生事業所認証(ABINC認証)都市・SC版」を取得しています。
当社グループは、人と環境と生物がつながる「交流の森」を創出し、「環境との共生」を多くの人々に感じていたくことがまちづくりの意義であると考えています。このプランが評価され、公益財団法人都市緑化機構主催の緑の環境デザイン賞「おもてなしの庭特別賞」を受賞しました。

写真:ホトリア広場

写真:ホトリア広場

写真:ホトリア広場

生物多様性への対応でABINC賞受賞

三菱地所レジデンス(株)では2015年2月から、物件規模、敷地面積の大小にかかわらず「ザ・パークハウス」において生物多様性保全に配慮した植栽計画「BIO NET INITIATIVE」を実施しており、2017年3月には100物件での導入を達成しました。また、三菱地所(株)が所有する社宅「世田谷ハウス」では、2015年に中庭を生物多様性保全に配慮した環境に改修。実験庭園として、モニタリングや居住者参加型のコミュニケーションプログラムなどを実施しています。
2016年10月には、一般社団法人いきもの共生事業推進協議会による「いきもの共生事業所認証(ABINC認証)」を取得した事業所のうち、特にABINCの普及啓発や生物多様性の主流化への貢献度が高い施設を表彰する第1回ABINC賞で、「世田谷ハウス」が優秀賞、「ザ・パークハウス 西新宿タワー60」が特別賞を受賞しました。

画像:ABINC認証

写真:ザ・パークハウス 西新宿タワー60

ザ・パークハウス 西新宿タワー60

4ヶ所のプレミアム・アウトレットを再生可能エネルギーに切り替え

三菱地所・サイモン(株)が運営する4ヶ所のプレミアム・アウトレット(御殿場〈静岡県〉、佐野〈栃木県〉、あみ〈茨城県〉、酒々井〈千葉県〉)では、2016年4月より、使用する電力の一部を、グリーン電力証書を利用した再生可能エネルギーへと切り替えました。
これによって、4施設の年間電力消費量4,000万kWhの20%にあたる800万kWhが再生可能エネルギーに代替されることとなります。これは、国内商業施設としては最大規模となります。 三菱地所・サイモンではこのほかにも、あみプレミアム・アウトレットで年間想定発電量115万kWhを有する自家消費用カーポート型太陽光発電設備を導入するなどの取り組みを進めています。今後も、こうした省エネを意識した施設づくりに力を入れ、環境負荷の低減に貢献していきます。

写真:あみプレミアム・アウトレット 自家消費用カーポート型太陽光発電設備

あみプレミアム・アウトレット 自家消費用カーポート型太陽光発電設備

太陽光パネル発電出力

約7,540kw/17ヶ所

新マンションエアロテックの実証実験を開始

省エネルギーに配慮しながら、すみずみまで快適な温度で満たす全館空調システム、「エアロテック」。三菱地所ホーム(株)での20年を超える実績を活かし、三菱地所レジデンス(株)では、2006年以降、マンション用全館空調システム、「マンションエアロテック」を採用してきました。そのさらなる普及をめざし、居住空間の快適性と導入コストの低減を一層追求した「新マンションエアロテック」の開発に向けた実証実験を、2017年3月から始めました。二重床の床下空間に空調機で冷暖房された空気が送られ、各部屋の床に設けられたグリルから吹き出されるとともに、二重床の床下が住戸全体に渡って冷暖房された空気で満たされるため、温度ムラのない快適な住空間の実現とともに、宅内ヒートショックの予防効果が期待されます。また、天井空間の空調ダクトの代わりに、二重床の床下空間を利用することで、施工時のダクト工事が削減され、導入コストの低減を実現します。
「新マンションエアロテック」は、リノベーションマンションへの普及を図り、既存物件の価値向上を図るとともに、新築分譲マンションへの導入、マンションリフォームでの展開をめざしていきます。

新マンションエアロテック

画像:新マンションエアロテック

「3×3 Lab Future」オープン

2016年3月、大手門タワー・JXビルの1階に、「経済・社会・環境」をキーワードに新たなビジネス創発を行う新拠点「3×3 Lab Future(さんさん ラボ フューチャー)」がオープンしました。
「自宅でも会社でもない第3の場所」をめざすこの施設は、セミナーやイベント開催を通じた「交流活動」、環境に関する取り組み情報を広く伝える「情報発信」に加え、三菱地所がこれまで行ってきた次世代オフィス空間実現のための研究をさらに発展させる「実証ラボ」としての機能も担っています。三菱地所が参加する一般社団法人 大丸有環境共生型まちづくり推進協会が執務室として使用する「次世代オフィス」に、個別冷暖房付オフィスデスク、健康状態センサー付チェアなどを導入し、実証実験を継続しているものです。
今後もさまざまなテーマで実証を行い、地域や社会の課題解決に貢献していきます。

画像:3×3 Lab Future

写真:「3×3 Lab Future」エントランス

「3×3 Lab Future」エントランス

写真:3×3 Lab Future コミュニケーションゾーン

3×3 Lab Future コミュニケーションゾーン

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