CSR

環境負荷低減に向けて

設計監理事業の環境配慮提案

(株)三菱地所設計(設計監理事業)では、建築物のライフサイクルで発生する環境負荷は設計段階で低減できると考え、環境共生技術の提案を推進しています。また、2008年4月には、顧客からの要請に対して迅速かつ有効な技術提案・情報提供を行うことを目的とする環境技術検討委員会※を設置し、建築設計におけるCO2削減(ゼロカーボン化)をはじめ環境負荷低減に向けた技術的検討と情報共有化を図っています。また、2011年4月には環境技術推進室を設置し、より環境に配慮した建築・都市を設計していきます。
今後も持続可能な建築やまちづくりを通して、地球や都市環境に配慮しながら人々にとって安心で快適な空間となる豊かなデザインを提供していきます。

※委員長、副委員長、委員11名、WGメンバー19名(内6名は委員を兼任)で構成され、年に数回開催

(株)三菱地所設計(設計監理事業)が提案する環境共生技術

ロングライフ系の技術
建築物を永く使い続けるためのゆとりの確保、耐震補強など
自然共生・環境保全系の技術
屋上緑化、壁面緑化、透水性舗装、ビオトープ、歴史的建築物の保存など
省エネルギー系の技術
自然採光、自然通風、ナイトパージ、太陽光発電、蓄熱システム、BEMS(ビルエネルギーマネジメントシステム)、照明、空調システムの効率化、エアフローウィンドウ、地域冷暖房など
省資源、廃棄物削減系の技術
再生資材、雨水の再利用、トイレのユニット化などの省資源系の技術、ゴミ処理システムなど

米国における環境性能評価の認証取得

米国ロックフェラーグループ社では、新規開発事業全物件でLEED※認証取得をめざしており、2010年度にはジョージア州における大手食品会社ジェネラルミルズ社の物流施設開発に際し、LEEDのGOLDステータスを取得しました。エネルギー効率やサステナビリティが高く評価され、GOLDの認証を受けた施設としては米国で最大規模となります。既存の保有ビルにおいても認証の取得作業を進めており、ニューヨークにて保有するマグローヒルビルもLEED認証を取得しています。同じくニューヨークにて保有するタイムライフビルのEnergy Star評価(省エネ化を推進する制度)のさらなる向上をめざした取り組みも進めています。

※LEED:Leadership in Energy&Environmental Design
 →米国グリーンビルディング協会による建造物の環境性能評価システム

ジェネラルミルズ社の物流施設開発

既存ビルにおけるアスベスト問題への対応

三菱地所(株)では、建材におけるアスベストの使用実態調査を行い、すべてのテナントおよびビル内業務委託先に対してアスベスト使用情報の開示を行っています。
法令・条例への対応のほか、社内で策定した「既存ビルアスベスト対策指針」に基づき、改修工事を取り進めるとともに、目視点検や空気環境の濃度測定を定期的に実施し、アスベスト管理を継続しています。2010年度は13棟のビルで目視点検、5棟で対策工事を実施し、点検と測定により現在のアスベスト使用部位は安定した状態にあることを確認しています。