ビルから排出される各種廃棄物リサイクル
三菱地所グループではビルの管理・運営において、テナントの皆さまへ廃棄物分別への協力を呼びかけています。一部のビルでは生ゴミを飼料や肥料にリサイクルするなど、リサイクル率の向上に取り組んでいます
三菱地所 ISO対象ビルの廃棄物総量とリサイクル率の推移

※ 対象ビル数は建て替え、売買などの理由で年度により異なります。
三菱地所 ISO対象ビルの廃棄物種類別排出量とリサイクル先

※1…厨芥・雑芥は、最終的に焼却処分し、再生に適さない紙ゴミ、弁当殻を含みます。
※2…産業廃棄物はプラスチック製品、金属くず、陶磁器、ビニールなどで最終的に埋め立て処分したものです。
※ 対象ビル数は建て替え、売買などの理由で年度により異なります。
ビルにおける水資源の有効活用
三菱地所(株)では、ビルの水使用量を抑えるため、トイレや給湯室の水量調整などの改善策を実施し、水使用の合理化を進めています。三菱地所の2010年度のISO14001対象ビルの水道使用量実績は、272万6,435m³で床面積あたりの原単位は0.95m³/m²となり、2009年度実績と比較して水道使用量は1.9%増加した一方、原単位は0.03m³/m²減少しました(原単位の小さな新築ビルが新たにISO14001対象ビルとなるなどにより、原単位が減少したため)。2011年度も引き続き各ビルの目標値である2010年度比1.0%減をめざして、継続して改善を実施します。
また、冷却塔のブロー水、厨房などの排水を浄化してトイレの洗浄水に再利用するなど、中水の有効利用を行っています。2011年3月時点で中水を利用しているビルは、丸ビル、三菱UFJ信託銀行本店ビル、丸の内北口ビル、東京ビル、新丸ビル、横浜ランドマークタワー、日比谷国際ビル、新青山ビル、赤坂パークビル、丸の内パークビルで、2010年度の中水使用量は約511,793m³となり、水資源の削減を進めています。
三菱地所 ISO対象ビルの水道使用量と原単位の推移

※対象ビル数は建替えや売買などの理由で年度により異なります。
「横浜環境行動賞」の「分別三ツ星事業所」に6年連続で認定
(株)横浜スカイビル(オフィス、商業施設の管理・運営事業)は、2010年12月に開催された「横浜環境行動賞/推進者表彰式」において、分別・リサイクルに徹底して取り組んでいる大規模事業所に与えられる「分別優良事業所(分別三ツ星事業所)」に、6年連続で横浜市より認定されました。この賞は、ゴミの分別品目が適切であり、分別が徹底されていること、またリサイクル可能なものはすべてリサイクルしていることが選考基準となり、横浜市内23事業所が認定されました。その中でも同社および同社保有のスカイビルは、複合ビルとしての受賞という点や、本賞設立以来継続して受賞しているという点が評価されました。

2010年「ヨコハマはG30」推進者表彰式
ゴミ削減・分別において感謝状を受賞
オー・エー・ピー マネジメント(株)(ビルの総合的運営管理事業)※が管理するOAPタワーズは、大阪市の立ち入り検査の評点が高得点であったこと、テナント・協力会社と共に廃棄物の減量推進及び適正処理を進めていることに対して、大阪市より表彰を受けました。2010年10月に行われた表彰式では、北山啓三・大阪市副市長より感謝状と記念の盾を受領しました。
OAPタワーズでは、今後も廃棄物減量・分別、リサイクルを引き続き推進していきます。
※2011年4月より(株)三菱地所プロパティマネジメントに吸収合併

感謝状受賞
中水の継続的な活用
(株)サンシャインシティ(オフィスやショッピングセンターなどの複合ビルの運営管理事業)では、2010年度には34万トンもの貴重な水資源を再生しました。館内の雑排水は再処理してトイレの洗浄水に使用し、さらに手洗い器の自動水栓化などを進め、水道水の使用量も前年度比で6%節減しました。
この雑排水の再生システムは上水道の中間の「中水道」と呼ばれますが、サンシャインシティでは33年前の建設当初から導入しています。単独ビル用としては日本で初めての中水道システムで、その先進性が話題になりました。この中水道プラントは、サンシャイン60ビルの地下3階にあり、トイレの手洗いや、ビル内で発生した厨房排水、ホテルの浴室などの排水を1日最大約1,200トン浄化しており、再生された「中水」はビル内のトイレの洗浄水※に使用されています。
※温水洗浄便座の洗浄水を除く。

中水(再生水)が作られる過程
中水道システムの仕組み

世界初:エコシンクによる塗料洗い水の浄化システムの運用
三菱地所ホーム(株)(注文住宅事業)では、工事現場周辺及び河川の水質汚濁防止のため、現場で発生する水性塗料の洗い水を現場で浄化させるシステムを協力会社の(株)北陽と開発しました。
各地方自治体の公共用河川への排水規制基準をすべてクリアしたそのエコシンクシステムを2009年11月より運用を開始しました。2010年8月には塗料残渣物のセメント原料へのリサイクルを実現しました。

現場に排出される処理水
エコシンクシステムの概要

ホテルにおける生ゴミリサイクル
ロイヤルパークホテルでは、食品廃棄物の削減について2006年に計量機を導入して、生ゴミの計量を実施し、排出量の把握と分別管理を行っています。生ゴミは、飼料会社との提携により、養豚用の配合飼料にリサイクルされます。2010年度のリサイクル率は、年間平均で生ゴミ排出量の約90%を飼料化しました。また横浜ロイヤルパークホテルでも2008年2月より、生ゴミの飼料化リサイクルを開始しています。

ロイヤルパークホテル食品リサイクル分別マニュアル






