東京都千代田区の大手町・丸の内・有楽町地区(以下「大丸有地区」)は日本を代表するビジネスセンターです。三菱地所(株)は、この地区の約3分の1を所有する地権者として環境共生で選ばれる街をめざし、ハード面、ソフト面におけるさまざまな環境対策に取り組むとともに、産・官・学・民の協働による大丸有地区の持続可能なまちづくりに貢献していきます。

丸の内パークビルの環境性能
2009年4月に竣工した「丸の内パークビル」では、大丸有地区における環境共生型のリーディングプロジェクトとして、屋上の設置可能な場所に最大限太陽光パネルを実装、またCO2排出削減をはかることができる高効率照明器を採用するなど、さまざまな省エネ、環境負荷低減策に積極的に取り組んでいます。

丸の内パークビル
風の道を考慮した面的なヒートアイランド対策
大丸有地区においては、皇居の緑に隣接していることも考慮し、風の道を考慮した配棟計画としています。三菱地所(株)が事務局を務める大手町・丸の内・有楽町地区再開発計画推進協議会では、2007年度より環境省の「クールシティ中枢街区パイロット事業」に参加し、屋上緑化や壁面緑化、保水性舗装などにより、面的にヒートアイランド対策に取り組んでいます。
地域冷暖房の高度化
大丸有地区においては、地域冷暖房を整備し、エネルギーの面的利用による低炭素なまちづくりを進めています。
丸の内熱供給株式会社(地域冷暖事業) 供給状況 2010年8月末現在
| 地区 | 大手町 | 丸の内一丁目 | 丸の内二丁目 | 有楽町 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業開始年月 | 1976年4月 | 1984年11月 | 1997年4月 | 1990年11月 | − | |
| 供給区域面積(ha) | 41.0 | 12.0 | 14.6 | 11.3 | 78.9 | |
| 供給棟数 | 28棟 7駅 | 10棟 2通路 | 12棟 | 13棟 | 61棟 7駅 2通路 | |
| 供給延床面積(万m²) | 192(58万坪) | 77(23万坪) | 108(33万坪) | 77(23万坪) | 451(136万坪) | |
| 供給能力 | 冷凍機(RT) | 44,402 | 19,400 | 11,600 | − | 75,402 |
| ボイラー(T/H) | 215 | 83 | 112 | 80 | 490 | |
| プラント床面積(m²) | 14,161 | 6,672 | 4,777 | 1,014 | 26,624 | |
ソフト的な対策
大丸有地区では、三菱地所(株)をはじめ、地元地権者が一体となってまちづくりを考える場として「大手町・丸の内・有楽町地区再開発計画推進協議会」を1988年に発足させていますが、この協議会を母体としてさまざまな取り組みを進めています。
エコッツェリア協会
三菱地所(株)が事務局を務める“エコを創る広場”エコッツェリアは、大丸有地区の環境共生への取り組みを世界に発信する環境戦略拠点として、「丸の内地球環境倶楽部」による環境面のセミナーやイベント、人材育成、技術開発・導入支援などのさまざまな活動をハード・ソフト両面から展開し、「環境文化」の創造をめざしています。
エコ結び
大手町・丸の内・有楽町地区で、ショッピングやお食事をするだけでエコにつながる、それが「エコ結び」。SuicaやPASMOでお支払いいただければ、お買い上げ金額の一部が自動的に地区内のエコ活動に寄付されます。
丸の内朝大学
2006年にはじまった大手町・丸の内・有楽町地区の朝型生活提案イベント「朝EXPO in Marunouchi」が2009年4月から、毎朝授業を行う市民講座「丸の内朝大学」と発展しました。朝を活用することで、自分磨きライフスタイル変革、交流が得られるプログラムがそろっています。
NPO法人 大丸有エリアマネジメント協会
大手町・丸の内・有楽町地区で、人々が気持ち良く働けるよう、また、ここを訪れる方々がこの街に愛着を持っていただけるよう、さらに一人でも多くの方にこの街のファンとなっていただけるよう活動するNPOで、三菱地所(株)がNPO事務局を支えています。
打ち水プロジェクト
都市部特有のヒートアイランド現象緩和に向け、大手町・丸の内・有楽町地区で打ち水を行っています。どなたでもご参加いただけますので、あなたも街の気温を下げるプロジェクトに参加してみませんか?
エコキッズ探検隊
次世代を担う都市エリア在住の子供たちを対象にして、大手町・丸の内・有楽町地区において、参加企業が取り組んでいる環境保全活動などを題材とした「環境ワークショップ」、「環境最先端企業や環境共生施設への訪問」などを行っています。
大手町・丸の内・有楽町地区再開発計画推進協議会
東京都(区部)都市再開発方針に定められた東京駅周辺再開発誘導地区において、地権者が主体となり、千代田区街づくり方針を踏まえた適正な都市機能のあり方の検討を行うなど、一体的な再開発を推進しています。
大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり懇談会
大手町・丸の内・有楽町地区において、公共と民間の協力・協調によって都心に相応しいまちづくりを進めることを目的に大丸有協議会と東京都、千代田区、JR東日本によって設立され、まちづくりに関する基本的な方向について、各社が対等の立場から討論を重ねています。またその結果を、この地区の将来像、ルール、手法としてとりまとめた「まちづくりガイドライン」を作成しています。













