生物多様性保全

生物多様性に関する考え方と実施体制

三菱地所グループでは、事業活動を通じて自然と調和した魅力あふれる自然調和型社会を形成することを「長期環境ビジョン2050」として掲げています。グループ各社が事業活動の中で生物多様性への配慮を行っているほか、NPOなどと協働した取り組みを推進しています。また、ABINC認証の取得物件数をCSR重要テーマのKPIとして設定し、一定規模のまとまった緑地の確保が可能な物件における認証取得を推奨しています。
なお、当社グループ全体にかかわる生物多様性に関する取り組みは、環境・CSR推進部が事務局となって対応にあたっています。

皇居外苑濠における水辺環境の改善と生態系の保全

三菱地所グループは、皇居外苑濠前に約3,000m²の環境共生型緑地広場「ホトリア広場」を整備するなど、丸の内エリアの環境改善と生態系保全を進めています。
2018年5月には、皇居外苑濠における水辺環境の改善と生態系の再生を目的とした「濠プロジェクト」もスタートさせ、濠に生息する希少な水草や生物の採取と観察を行いました。採取した動植物は、三菱地所(株)が所有する屋上に設けられたコンテナビオトープとホトリア広場に移植し、観察のうえで希少種の保全と水辺環境の再生を目指します。

写真:ホトリア広場

写真:ホトリア広場

写真:ホトリア広場

皇居外苑濠水の浄化施設を備えた「大手門タワー・JXビル」

近年、皇居外苑濠では、水不足などを原因とした慢性的な水質悪化が進行しています。2015年11月に竣工した「大手門タワー・JXビル」は、民間初の取り組みとして皇居外苑濠の水質改善に寄与する高速浄化施設を導入しており、年間約500,000m³の水を浄化することが可能です。また、濠の水位低下によって水がよどむのを避けるため、濠に最大で25mプール6杯分の水を供給する巨大な貯留槽も備えています。竣工以降、高速浄化施設の稼働によって濠の水質は徐々に改善しつつあります。

写真:大手門タワー・JXビル

写真:皇居外苑濠

写真:皇居外苑濠

写真:皇居外苑濠

浄化・貯留施設イメージ(断面)

画像:浄化・貯留施設イメージ(断面)

屋上・壁面緑化面積

約33,800m²

2017年度「いきもの共生事業所認証〔集合住宅版〕」を4物件で取得

不動産事業においては、事業地の適切な管理や緑のネットワークの形成※により、生物多様性の保全に寄与できると考えます。三菱地所グループでは「生物多様性マニュアル」を作成するなど生物多様性保全に積極的に取り組んでいます。
三菱地所レジデンス(株)では、「ザ・パークハウス 和光市」をはじめとする4物件で、一般社団法人いきもの共生事業推進協議会が主催する2017年度「いきもの共生事業所認証(ABINC 認証)〔集合住宅版〕」を取得しました。地域の生態系に調和した緑地の創出などが評価されたものです。制度の開始以来4年連続での認証取得、累計17物件での認証取得は事業者として最多件数となります。
※緑のネットワークの詳細は以下をご覧下さい。

ビオネットイニシアチブ

写真:BIO NET INITIATIVE

生物多様性への対応でABINC賞受賞

三菱地所レジデンス(株)では2015年2月から、物件規模、敷地面積の大小にかかわらず全ての「ザ・パークハウス」において生物多様性保全に配慮した植栽計画「BIO NET INITIATIVE(ビオ ネット イニシアチブ)」を実施しており、2018年2月時点で130物件を超える国内分譲マンションに導入しています。また、三菱地所(株)が所有する社宅「世田谷ハウス」では、2015年に中庭を生物多様性保全に配慮した環境に改修。実験庭園として、モニタリングや居住者参加型のコミュニケーションプログラムなどを実施しています。
2016年10月には、一般社団法人いきもの共生事業推進協議会による「いきもの共生事業所認証(ABINC認証)」を取得した事業所のうち、特にABINCの普及啓発や生物多様性の主流化への貢献度が高い施設を表彰する第1回ABINC賞で、「世田谷ハウス」が優秀賞、「ザ・パークハウス 西新宿タワー60」が特別賞を受賞しました。

画像:ABINC認証

写真:世田谷ハウス中庭

世田谷ハウス中庭

写真:ザ・パークハウス 西新宿タワー60

ザ・パークハウス 西新宿タワー60

ザ・パークハウスの生物多様性保全への取り組み
「BIO NET INITIATIVE」導入物件が100物件達成

三菱地所レジデンス(株)は、2015年2月に始動した生物多様性保全の取り組み「BIO NET INITIATIVE(ビオ ネット イニシアチブ)」について、2018年2月時点で130物件を超える国内分譲マンションに導入しています。この取り組みは、物件規模・敷地面積の大小に関わらず全ての「ザ・パークハウス」において、生物多様性保全に配慮した植栽計画を行う取り組みです。本取り組みにより、点であるマンション単体から、周辺の緑地や街の緑をつなぎ、植物や生物の中継地としての役割を果たす緑化空間を創出し、当該エリアにおいて面としてのエコロジカルネットワークが形成されることをめざしています。
また、2016年度に引き続き、一般社団法人いきもの共生事業推進協議会(ABINC)による2017年度「いきもの共生事業所認証(ABINC認証)[集合住宅版]」を「ザ・パークハウス 和光市」をはじめ4物件において取得しました。制度の開始以来4年連続での認証取得、累計17 物件での認証取得は事業者として最多件数となります。
三菱地所レジデンス(株)は今後も継続して、物件規模・敷地面積の大小に関わらず全ての「ザ・パークハウス」において生物多様性保全に配慮した植栽計画を行うとともに、特に生物多様性の保全への貢献度が高い物件において、様々な認証基準が設けられた「ABINC 認証〔集合住宅版〕」の取得を目指すことで、環境に配慮した街づくりに取り組んでいきます。

国産材利用拡大と森林認証材採用の取り組み ~国産FSC認証材を構造材の一部に標準採用~

三菱地所ホーム(株)では、木造住宅全体での国産材利用推進の裾野を広げるため、木造2×4住宅に小径木や間伐材を積極的に採用し、構造材の国産材比率が50%超と2×4住宅業界トップクラスとなっています。
さらに、三菱地所グループが山梨県北杜市において行っている都市農山村交流活動「空と土プロジェクト」の事業と連携し、「空と土国産材高価値化プロジェクト」として、山梨県産木材の有効活用、利用拡大を進め、2018年4月、国産のFSC認証材を床構造用合板に標準採用しました。経済的にも持続可能な責任ある木材の利用を促進し、循環型・自然調和型社会の形成に取り組んでいます。
また、(株)三菱地所住宅加工センターでは、戸建住宅向け建築構造部材への国産材利用促進を進めており、2010年8月には、加工流通過程で他の製品と区別・識別するための国際的基準(FSC-CoC認証)を取得しています。

FSC-N002014
FSC®(Forest Stewardship Council®、森林管理協議会)のロゴマークは、その製品に使われている木材あるいは木質繊維などが環境・社会・経済の観点から適切に管理された森林より生産されていることを意味します。その森林はFSCにより規定された原則と基準に基づいて、独立した第三者機関により審査を受け評価されています。

https://jp.fsc.org/jp-jp

写真:国産材の活用例

国産材の活用例

写真:国産材の活用例

国産材の活用例

森林経済活動を持続させるネットワーク化

画像:森林経済活動を持続させるネットワーク化

国産材採用率

50%/年

丸の内地区の生物モニタリング

丸の内地区は、皇居やお濠、日比谷公園などの良好な自然に隣接しているため、一年を通じて多様な生き物を見ることができます。三菱地所(株)は、2009年より丸の内地区の生物モニタリング調査を継続しており、その結果を「丸の内生きものハンドブック」にまとめて2013年6月に発行しました。同地区の豊かな自然を紹介するほか、個人でも身近にできる生物多様性保全を提案するなど、同地区の生態系の管理に向けたPDCAツールとして活用していくことをめざしています。
この活動が評価され、GTFグレータートウキョウフェスティバル実行委員会が主催する、「GTF Green Challenge AWARDS 2013」の「東京圏の生物多様性コンクール」にて、「国連生物多様性の10年日本委員会賞」を受賞しました。
今後も継続して、生物多様性の保全に向けての取り組みを進めていきます。

画像:生き物ハンドブック表紙

生き物ハンドブック表紙

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